八月の降霊会

  • 角川書店 (1998年9月1日発売)
2.77
  • (1)
  • (3)
  • (25)
  • (6)
  • (4)
本棚登録 : 71
感想 : 11
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784048731287

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるホラーミステリーが展開され、読者を引き込む魅力があります。資産家の別荘で繰り広げられる事件は、霊媒師や作家、占い師といった多彩な登場人物たちが絡み合い、各々の秘密や思惑が交錯することで不...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 事件の絡め方や、秘密の明かされ方にワクワクが止まらない。全体的漂う暗い雰囲気が好み。

  • 真夏の山荘に集められた曰くありげな人々。降霊会を行った夜、殺人事件が起こる――。

    次々と起こる不可解な出来事と、昔の誘拐事件と失踪事件が絡み合っていく。
    怪しげな動きをする登場人物や、おどろおどろしいいかにも何かが起こりそうな展開にワクワクしながら読み進めましたが、合理的な謎解きミステリと思いきや、途中からのホラーやオカルト展開に頭の中が?だらけとなり…
    これはこれで面白かったのですが、もう少し納得感のある結末を期待していたので肩すかしを食らった気分になりました。

  • 資産家所有の別荘に招待されたのは霊媒師の母娘、作家と秘書、百貨店社長、占い師夫婦。
    臨時雇いの執事やメイドにもいわくがありそうで、あからさまに漂う不穏な空気にワクワク。
    過去の誘拐事件、それぞれが抱える思惑…そして読者の期待通りに事件は起こります。
    どんな結末を迎えるか想像できませんでした。こういうお話は、現実的に解決してもらえると すっきりするのですが
    散々気をもませた挙げ句、超能力や多重人格オチで片付けられると 今までの推理は何だったんだ!とツッコミたくなる。
    (この作品がそうだとは言いませんが)
    色々書きましたが読み応えがあって面白かったです。

  • はっきり言ってよくわからない。あまりにも、現実離れした展開にちょっと白けてしまった。はじめの展開がミステリーのような感じだったので、富士山麓の山荘で起きる密室殺人!!という展開か?と想想っていたけど・・・。次第に怪しくなってきた。
    よく言うクローズド設定の「閉ざされた山荘」的な展開は薄れていき・「降霊会」の様相が強くなっていく・・・。
    まあ、私にはちょっと内容的にもミステリー的にもあまり好ましくないような感じがした。ちょっと意味不明な箇所も数カ所でてきたし、なにより、私自身が霊とか信じない方だからかもしれないが・・・。それに終わり方もちょつと後味がわるかったような気がする。

  • 知り合いが集まって、霊を呼び出してーみたいな。結末がよくわからん

  • 途中まではおもしろいんだけど、終わり方が・・

  • ホラーだと何でもありになってしまうので残念。

  • タイトルどおり夏に読むとちょっと涼しくなるホラーミステリー。展開も速く読み易くて面白かった

  • 暑い夏にぴったり、ひんやりとした印象のホラーテイストミステリ。
    複雑に入り組んだ人間関係、そして「降霊」の真実は見もの。異色は異色だけど、ミステリとしてのポイントをきちんと抑えたうえでのこの雰囲気はなんともいえない。錯綜する狂気と殺意、否応なしに高まるサスペンス、そして次々と真相を暴いたのちのあのラストは……これはやはり、まだまだ暑い盛りの八月に読むのが最適。
    ただしこのオチには納得できないという人もいるかもしれないけれど、解明できないものもあるんだよってなことで。ちなみに私としては、事件の方が解き明かされてるんだし、この雰囲気でこの展開ならこういう真相ってのもありかなあ、などと。

  • 「製造迷夢」に続き、若竹七海にチャレンジ。
    閉ざされた別荘を舞台に、20数年前の誘拐事件と2つの失踪事件の謎をめぐって心霊現象と合理的解明が二転三転する。
    時々急に残酷描写が出てきて、ちょっとひく。
    ラストは後味があまりよくない。

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048731289/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4048731289.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    <blockquote><p><strong>震える夜、すべての魂が・・・歪められる。
    足を踏み入れたときから、いや、招待状を見たときからか。
    この妙な感じは何処から来るのだろう。この家から、それともこのなかの誰かからだろうか・・・。真夏の山荘を舞台に真実と嘘がからみ合う、異色の書き下ろし長編ミステリー。</strong>  ――帯より</p></blockquote>
    富士山の近くの山荘で降霊会をするという水屋征児からの招待状を受け取ったのは、一見するとほとんど あるいは何の接点もないかに見える人々だった。だが受け取ったそれぞれが、何がしかの違和感を抱いて 結局は招きに応じて山荘に集まることになる。
    そこで起きるのは、自らの過去の罪の告白であり、殺人であり、昔この山荘で起こったことの謎解きであり、いまとの関連の謎解きでもあるのだった。

    舞台装置や設定は、なにやら綾辻行人テイストである。思わせぶりな台詞やあちこちに散らばるヒントなど。物語自体は綾辻作品よりもかえって不条理感が強いかもしれない。なのに雰囲気がおどろおどろしくならないのは作者の違いによるものだろう。
    ミステリというよりも、ホラーやファンタジーの気配たっぷりの一冊だった。</font>

全11件中 1 - 11件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若竹七海の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×