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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784048731607
みんなの感想まとめ
主人公である齢80のお婆さん、妙蓮院笑子の独白を中心に展開される物語は、彼女の若き日の思い出と、戦前の時代背景を描いています。笑子は、かつてヤオイ小説をこっそり執筆していたものの、その妄想が現実とは異...
感想・レビュー・書評
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本の大半がこの物語の主人公とも言える齢80のお婆さん(妙蓮院笑子)の独白というちょっと変わった感じです。彼女の若い頃の話なので、第2次大戦の直前の話です。
独白が終わった後に謎解きがあります。そして一応犯人が判明し、ちょっと切ない感じで終わります。この結末が良いのか悪いのか分かりませんが、、、笑子さんは若い頃、いわゆるヤオイ小説をこっそり書いています。しかし彼女の妄想の賜の小説は、やはり現実とは違い妄想でしかなかったのです。その辺が切なさなのかな。
少し前に中島梓著「タナトスの子供たち」(評論)を読んでいます。「タナトスの子供たち」ではヤオイ小説の発生した理由やそれを書かなければならなかった女性達の心が語られています。「タナトス、、」ではすっかりヤオイ小説の味方だったのですが、でも、この「墨染の桜」では、そういうアマチュアな小説は所詮妄想で、現実とは違うのですよ。ほ〜ら、こんな具合にね。この辺が素人と玄人の違いなのよ。って言ってるように見えます。なんか、この作者っぽい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竜介の弟、乙音と藤枝清顕に起きた事件を、乙音の婚約者だった妙蓮院笑子に50年の歳月を経てインタビューしながら解決するっちゅうお話。ちょっとしつこいかなぁ。中身の殆どは笑子さんの語りになっているんだけど、華族としての誇りとか、いかに平民と違うか、とかそういう事って何回もつらつら言わせなければ理解されないと思っているのかもしれないけど、どうでもいいや〜ん、さっき言ったや〜ん、それ……みたいな繰り返しが多くてちょっと退屈した。笑子さんが乙音の本心に気づかないってのも鈍感すぎると思うし。大導寺竜介の青春という本も出ているらしい。あちこちで絡んでくる怪人物おじいちゃまの青春時代ズバリそのものだとしたら読んでみたいかも。'99
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