巷説百物語 (怪BOOKS)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 1331
レビュー : 148
  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731638

作品紹介・あらすじ

時は、江戸。巷の闇の色は濃い。その闇を縫うように、あやかしたちの姿がほのかに立ち上る。小豆洗い、白蔵主、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻…。それは、現か、幻か、それとも-と、その刻、小股潜りの又市の鈴が密やかに鳴り、山猫廻しのおぎん、考物の百介、事触れの治平の姿が現れる。「御行奉為-」いつの世も、不可解な事件は決して跡を絶つことがない-。

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪物だと思って読むのを躊躇してたが、読んでみると人情話っぽい。 文章が口語体口調が多いし少し読みづらい感じがするが、段々引き込まれる。 内容・トリックはそんな大そうなものではないが、やはり文章力というか活字の力がすごい! 「桃太郎」や「浦島太郎」なんかも京極にかかれば最高の恋愛小説になりそう!

  • 借りて読了。2017年1冊目。久々の京極さん。面白くて、でもグッと心に響く言葉も多くてくすっと笑ったりじんわり泣けてきたり楽しめました。次の巻も借りてるから続き読むー。

  • 10年ぶりくらいの再読。結構内容を忘れていて2度めでも止まらなくなるくらい面白かった。
    必殺仕事人的に恨みを晴らしていく内容だけど、妖怪を絡めた仕掛けでターゲットを精神的にじわじわ追い詰めたり、直接手を下さないで自滅するよう仕向けたりする小又潜りの手口にワクワクした。

  • 妖の正体は、人の業の深さだと思わされました。
    御行乞食を筆頭とした小悪党一味が、果たせぬ恨みを果たしてゆく、必殺仕事人的な物語です。
    ただそれにとどまらず、妖怪と人間の境が分からなくなる恐ろしさも描かれています。

  • 頭の魅力的な謎を狐狸妖怪の仕業として提示し、名探偵(小股潜りの又市)が合理的な解決を示す、という本格推理の亜種である。オカルトに対する科学的アプローチと言える。「嗤う伊右衛門」ではお岩に失神KOを喰らった又市だったが、本作の立ち居振る舞いは実に頼もしい。それだけお岩のパワーは凄かったのだろう。

  • 残り3巻
    読むぞぉ~!

  • 久しぶりに再読。
    又市一行があたかも妖怪の仕業のように見せかけて、行き場のない思いを晴らす話。
    二話目からはああこの人物は又市の仲間だなと分かるが、それでも面白さは変わらない。
    中でも、流れの馬喰が馬飼長者となった「塩の長司」と腐乱死体が何度も現れる「帷子辻」が印象深かった。

  • 昔は妖怪とか神様とかが人間と密着して生きていたんだなぁ。もちろんそれがどうとかいう事はないのだけれど、なんなとなく「純粋さ」みたいなのを感じる。一言で言えば「悪いことした人を妖怪がらみのトリックにひっかけて成敗する」という感じかな。しかし加担しながらも毎回詳しい事を聞かされない百介がちょっと可愛い。

  • おもしろかった。ただ、京極堂シリーズばっかり読んだあとだったのでちょっと物足りない感があった。

  • (511P)

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著者プロフィール

’94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。’96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞受賞。この二作を含む「百鬼夜行シリーズ」で人気を博す。’97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、’04年『後巷説百物語』で直木賞、’11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。’16年遠野文化賞、’19年埼玉文化賞受賞。

「2020年 『文庫版 今昔百鬼拾遺 月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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