巷説百物語 (怪BOOKS)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 1295
レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731638

感想・レビュー・書評

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  • いや、話はめちゃくちゃ面白いんだけど、それはもう

    うわ!おもしろい!!て感じで喜んだんだけど、いかんせん
    事件が…。事件とそれを取り巻く人々の苦悩や感情が、なんというか、こう
    ズシンとくる。

    悪党のしでかすことについては気の滅入るようなことも多い。

    けど、魅かれて読んでしまうんだよなぁ。


    それはやはり、小悪党のみなさんと、こっち側をつないでくれる先生の
    存在が大きいんだろうなぁと思う。


    狸の話は好きだ!


    しっかし、小悪党のみなさんが仕掛ける仕掛けが本当に意表をついてきて、話がつながったときのこっちの興奮はもう…ね。

    おもしろいです!ほんとに。

  • アニメ見て原作の存在を知り、読んでみた。普通に面白い。
    アニメから入ったため、又市が小さくなくて少々衝撃を受けた。それでも大体アニメのビジュアルと声優で、文字や映像が再生される。
    小豆洗いの話が、アニメ原作共に一番面白いような気がしなくもない。というか一話目から結構原作無視した感じで進められていた。話を聞く人数とか、小股潜りの又市の持ってる箱とか、一々御札を貼るとことか、又市たちの後ろの存在とか。
    とにかく原作読んでいるとアニメを見たくなる。
    原作ラストの又市が弱っていて、かなり好感が持てた。人間馬鹿ばかりの悲しい世の中だ。

  • 江戸時代。諸国の妖ばなしを集めて旅をする山岡百介は、ひょんな事から小股潜り又市ら小悪党たちと出会う。彼らは表の世界の節理で解決できない事件や問題を、裏の手を使い仕掛けてまるで怪談のように仕立てて解決してしまう。なんとも奇妙な設定と登場人物らの味わいが魅力的。いくつか続編があるようなので楽しみ。

  • 巷説百物語第一弾。
    憑き物を落として払う京極堂に対して、憑き物をつけて纏めるのがこちらのシリーズ。
    百介の物語はそういえば百物語で始まって百物語で終わっているんだなあ。

    私は京極堂→巷説→怪談の順で読んだからよくわかっていなかったんだけど、今読むとかなり伊右衛門をひきずっている。
    京極堂シリーズの原型っぽい話もあり。
    たぬき爺はかわいい。

    身勝手を「愛」といいつのるようなものや、病気だからあの人もかわいそうだったんだよと言ってしまうような話が京極夏彦のものにはけっこうある。
    そういうのは嫌いなんだけど、そういう好きじゃない要素が入っているのは最初に読んだときからわかっていた。
    読みたい気持ちが長続きしているのは、最初から「トータルで好き」だと思っていたからかもしれない。
    好き好きこの人に間違いはない最高!って妄信しちゃうと、ちょっとの傷が許せなくなってしまう。

    2013.3.27 再読

  • 七本の短編から為ります。
    それぞれ妖怪の名前がタイトルになっており、
    その妖怪をモチーフにした事件が起こる。
    物語の結末もその妖怪のしわざで決着がつく。
    主にこの七編は単純に怪異があり、
    そこに山岡百介が仔細を知らぬまま否応なくからくりに絡み、
    最後に「いったいどういうカラクリだったのですか」と問うて、
    又市の種明かしとなる。
    他の本とあわせると、かなり凝ったツクリ。

  • タヌキのお話が一番好きで何回も読みなおしてます
    又市一味が依頼をこなしていく
    物語り中はそれが何の為の事なのか明かされなくて
    最後に一気に答えを出すという爽快感
    面白い上に楽しいです
    このシリーズ読んでいくのが俄然楽しみになりました!

  • 慣れるまで時間がかかるが慣れてくると続きが気になる作品

  • みんなの引用を見て読んでみたくなった。

  • 妖も実は人の業。短編でも、時代物なので言葉が頭に入るまで時間がかかる。必殺仕事人みたいで面白いが、ゆっくり読まないと通り抜けちゃうので疲れた!でも続編が気になる。しばらく浸る事にしよう。

  • 妖怪を題材にして、全てを上手くおさまるべきところにおさめるその手腕に脱帽。登場人物も謎が多く、色々と過去を考えさせられます。どの話もどう話をおさめるのかが気になり、ぐいぐい先を読み進めました。短編で読みやすいのもグ。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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