巷説百物語 (怪BOOKS)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731638

感想・レビュー・書評

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  • 借りて読了。2017年1冊目。久々の京極さん。面白くて、でもグッと心に響く言葉も多くてくすっと笑ったりじんわり泣けてきたり楽しめました。次の巻も借りてるから続き読むー。

  • 10年ぶりくらいの再読。結構内容を忘れていて2度めでも止まらなくなるくらい面白かった。
    必殺仕事人的に恨みを晴らしていく内容だけど、妖怪を絡めた仕掛けでターゲットを精神的にじわじわ追い詰めたり、直接手を下さないで自滅するよう仕向けたりする小又潜りの手口にワクワクした。

  • 妖の正体は、人の業の深さだと思わされました。
    御行乞食を筆頭とした小悪党一味が、果たせぬ恨みを果たしてゆく、必殺仕事人的な物語です。
    ただそれにとどまらず、妖怪と人間の境が分からなくなる恐ろしさも描かれています。

  • 頭の魅力的な謎を狐狸妖怪の仕業として提示し、名探偵(小股潜りの又市)が合理的な解決を示す、という本格推理の亜種である。オカルトに対する科学的アプローチと言える。「嗤う伊右衛門」ではお岩に失神KOを喰らった又市だったが、本作の立ち居振る舞いは実に頼もしい。それだけお岩のパワーは凄かったのだろう。

  • 残り3巻
    読むぞぉ~!

  • 久しぶりに再読。
    又市一行があたかも妖怪の仕業のように見せかけて、行き場のない思いを晴らす話。
    二話目からはああこの人物は又市の仲間だなと分かるが、それでも面白さは変わらない。
    中でも、流れの馬喰が馬飼長者となった「塩の長司」と腐乱死体が何度も現れる「帷子辻」が印象深かった。

  • 昔は妖怪とか神様とかが人間と密着して生きていたんだなぁ。もちろんそれがどうとかいう事はないのだけれど、なんなとなく「純粋さ」みたいなのを感じる。一言で言えば「悪いことした人を妖怪がらみのトリックにひっかけて成敗する」という感じかな。しかし加担しながらも毎回詳しい事を聞かされない百介がちょっと可愛い。

  • おもしろかった。ただ、京極堂シリーズばっかり読んだあとだったのでちょっと物足りない感があった。

  • (511P)

  • 妖しのタイトルを冠した7つの短編からなる本作品。
    果たして結末に待つのは真にこの世ならざるモノか、それとも……。

    ホラーとミステリーの融合、といえば三津田信三氏がすぐに思い浮かぶ自分ですが、
    この本もまた同じ方向性を持っています。
    その題材が京極節で書かれているのだから、両者が好きな方にはたまらない一冊では
    ないでしょうか。

    ただ、全編通してメインとなるお決まりの登場人物が複数人いるので、
    彼らが出てくると怖い怪異も「はは~ん。これもまた彼らの仕掛けたトリックだな……」と
    早々に分かってしまうのがシリーズものとしてのマイナス面?
    終わり方がすっきりしないものもありますので、そのあたりはヒト好き好きかも。

    怪異よりも、人間が作中に行う所業の方がよほど残虐。
    本当に怖いのは……さてさて。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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