- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048731768
感想・レビュー・書評
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すごく好きな人を忘れるため、自分のことをすごく好いてくれる人に寄りかかる。でも、それに甘えてたせいで、いつまでも前に進めなかったんじゃないかって思ってしまった。
高級なアパートメントに住まわせてもらい、高価な服を買ってもらい、そんなんしてたら、思考は止まるわ!って感じです。
でも、江國さんの文章は美しいので、好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このお正月休みに数年ぶりに読みました。
せつなさで歯がゆい感じの一冊です -
読み終わって、とてもかなしくさみしかった
私だけ置いてけぼりにされたような肌寒さでいっぱいになった
宝石店で働くあおい、ジムで運動をするのが好きなアメリカ人のマーヴ、それを取り巻く人たち
すべてはイタリアの街で起こっている
そして遠い記憶、少し暮らした東京
忘れられない阿形順正
あおいはずっと冷たさを胸に抱いている
しわあせを自分から手放していく
でもあおいの幸せはどこにあるのか、わからなかった
ドラマチックに再会するふたり、
けれど別れがやってきてしまう、それがわたしは悲しい -
アズールの方ではしっくりくる結末が用意されているので、この本でもやもやした人にはそちらを勧める。
ただ私はこちらの主人公の気持ちの方がよくわかる。なぜか現状を最後に行ってしまうと嘘になってしまうような気がして、きっと言えなかったんだなぁ。 -
女性側の物語。想いの深さや激しさがすごいなーと思いながら読破。私は大切に思う人に対して、ここまでの想いをもてるだろうかと考え込んでしまいそうでした。男性側からの物語も楽しみに読みたいと思います。
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しっとりと、ゆっくりと、少しずつ、日常の中で気持ちが変わっていく。
誰にでも感じたことのあるような、
そんな、気持ちにさせられた。
静かな中にも情熱的で、それでいてひどく悲しい。
読み終えたあと、しばらく余韻にひたった。 -
懐かしい。
映画はすごくよかった -
Rosso→Bluの順で一章ずつ交互に読みました。終わり方はBluのほうがしっくりくる(好み)かもしれないです。