ぼっけえ、きょうてえ

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 522
レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731942

作品紹介・あらすじ

血と汚辱にまみれた地獄道…。今宵、女郎が語り明かす驚愕の寝物語。第6回日本ホラー小説大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 2020.09.27 読了
    秋になるとなぜかホラーが読みたくなる。表題作は日本ホラー小説大賞を受賞しているが、不快な気味悪さで、選評にも共感できなかった。この賞は自分に合わないのかも。

  • 志麻子さんが第六回日本ホラー小説大賞を受賞されたのがこちらの表題作。このタイトルは岡山地方の方言で「とても、怖い」の意味だそう。装丁の女郎がまた幽霊のようないでたちで不気味。甲斐庄楠音という人の「横櫛」という作品だそう。この白粉で微笑む姿が艶やかであり不穏。

    4つの短編集だがどれも仄暗い。表題作は独特の方言で女郎が語る寝物語。方言に凄みを感じる。続いての「密告函」では虎列刺(コレラ)が流行ったお話。あと「あまぞわい」と「依って件の如し」と続くのだが、どれも男女の関係を生々しくも濃厚に、異臭を放つような物語。

  • 岡山弁で「とても怖い」という意味の「ぼっけぇ、きょうてぇ」。怖い、恐ろしいというよりも、不気味な印象の方が勝った。4作の短編で、どの話も舞台は一昔前の貧しい村での出来事。女の執念や強い想いは怖いと思わせられる。

  • ガリガリとHP&正気度が削られるホラー。
    日本人が、本能的に「こわい」と思わせるもので構成されている。
    文明開化の足音の聞こえる時代、まだガス灯でも照らされない場所の、暗くて淀んだ感が凄いでている。

  • 凄く気になってた本だったから、思い切って読んでみた。
    短編が4編なんだけど、どれもこれもおぞましい。
    タイトルの「ぼっけえ、きょうてえ」は、
    岡山弁で「とても、怖い」。
    ホラー漫画にありそうな内容だった。
    男と女の情が絡み縺れると、恐ろしい。。。

  • 物語の背景にある貧困の世界に何度か読むのがつらくなりましたが、止めることが出来ずに、その世界に浸ってしまった。

  • じめじめした暗ーい土俗的な怖さ。
    日本ならでは。
    なかなかよい。

    短編で表題作の他にもホラー満載の話ばかり。
    表題作はちょっとユーモアもあるけど、
    「密告函」のほうが暗くて人間って怖い。

  • 岡山弁で語られる日本ホラー。ゾワッというか、ジトッとしたかんじの不思議なお話でした。

  • そんなに怖くは無かったが、五感が刺激され、色んな臭いが漂う。タイトルにもなってる作品は動きが無く、ずっと岡山弁で語るだけなのだが、雰囲気もあり良かった。

  • 淫靡の世界

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著者プロフィール

1964年、岡山県生まれ。99年に「ぼっけえ、きょうてえ」で日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作を収録した短編集により山本周五郎賞も射止める。他に『岡山女』『魔羅節』『チャイ・コイ』(婦人公論文芸賞)、『自由恋愛』(島清恋愛文学賞)など著書多数。

「2020年 『業苦 忌まわ昔(弐)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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