ISOLA-十三番目の人格-

  • 角川書店 (1999年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784048732055

みんなの感想まとめ

人間の感情と恐怖を深く掘り下げた作品で、特に解離性同一性障害を持つキャラクターとの出会いが描かれています。主人公の由香里は、震災ボランティアを通じて千尋と出会い、彼女の複雑な人格と向き合うことになりま...

感想・レビュー・書評

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  • ホラー大賞佳作作品
    高市早苗が昨晩からやたらテレビに出てくるので(悪質)
    さて僕も大概だがこの作品にも1つ問題がある
    人格をホラーとして描いていることだ
    パラサイトイヴ、ぼっけえきょうてえ、粘膜人間とかホラーにもジャンルがあるけれど
    あくまで超常現象なく「個」としてホラー
    作者では黒い家のが上だとは思うがやっぱり人間って怖いよ。だってすぐ見られるもの
    恐怖とはわからないから生まれる感情だと思うのでわかるものを書かれても何も思わないんですよね

    じゃあ僕は何故あの女が怖いのだろうか

  • お客さんに勧められて読んだ、なんとなく聞いたことがあるなと思ってたら、おそらく大学生のときにちょっと視聴したことがあったみたいだった
    とにかく最後の最後まで油断できない小説

  • 人の感情を読み取る由香里が震災ボランティアで解離性同一性障害の千尋と出会う話。各々の人格の厄介さ、それらを統一するにあたり弊害となるイソラ、どうするんやろと思ってたところにくるラスト。個人的にラスト良かったって表現あれやけどラストのあれが良き。

  • 設定とか展開とかはすごく好きでした。
    ただ、こっちのが書かれたの先だけど、天使の囀りでも中盤以降に急に重要人物の大学教授出てきて恋愛感情持つみたいな流れでしたね。

  • 漢和辞典と『雨月物語』
    磯良とISOLA
    名付け方とか面白かったです

  • 色々都合が良すぎるところがあり…冷めた目で読んでしまった。
    13もの多重人格、主人公はサイキック、幽体離脱…などが登場し、現実的なホラーというよりもはやファンタジーのような感じがした。
    あと「主人公が美人、悪役はブス」という点がやたら強調されていて気になったのは自分だけだろうか…。

  • あまり現実味のないホラー(サスペンス?)だったけど
    辞書で名前をつけてその意味がそれぞれあるのは
    とても面白かった。
    イソラの名前のことも
    わかったとき私はわずかながら感動した笑
    愛憎は怖いですなぁ
    ゆかりを美人に設定した意味はあったのだろうか

  • 前に読んだ二作と比べるとイマイチ。ヒロインがよくわからない。大体人生の辛苦を味わっていて歳相応よりも思慮深く描かれている彼女が、あっけなく恋に落ちすぎ。登場期間が短いためか男もなんだか薄っぺらいし、こちらもあっという間に恋愛モードになっているけど、ただ「美人だから」しかないみたいで嫌。

  • 多重人格ホラーです。
    あまりホラーは読まないのですが、著者の作品が好きなので手に取ってみました。
    多重人格とあって若干こんがらがりますが、全体的には楽しく読めました。
    ただ、やっぱりホラーは苦手です…。


  • たまらない読後感。

  • 体外離脱中に体が死んでしまって死ぬことも生きることもできなくなってしまった弥生。
    最後は真部の精神と共存して真部の自殺とともに彼女も死ぬことができた。
    私にはそこまではハッピーエンドに思えた。

    しかし弥生が最初に寄生した千尋の精神にはとんでもない悪影響が残った。
    しかしその悪影響は薬物療法によって周囲には隠されてしまっている。
    薬を一日飲まないだけで体外離脱によって殺人を犯せることは隠して多重人格の治療がうまく進んでいるように見せかけて今は静かに暮らしているが、、、
    という最悪のバッドエンドだった。

    もう少し続きがあったら面白かったと思う。

  • 再読。 1度読んだのだろうけれど、マルっと記憶が抜け落ちている。 もっと怖かったイメージだったけど、そうでもなかった。 他人の感情が分かってしまう能力、エンパシー。 こらはしんどそうだ。 恋人なんて作るに作れないよなぁ。

  • 日本ホラー小説大賞の佳作に選ばれた、貴志祐介さんのデビュー作です。

    解離性同一性障害をテーマに、そこにSF的な設定を加えるなど、様々なアイデアが詰め込まれています。

    特に、主人公の女性が持つ特殊能力が、物語の展開に上手く作用しているのではないでしょうか。
    じわじわと迫ってくる恐怖感の演出も巧みで、デビュー作とは思えない見事な手腕が発揮されているように思います。

    心理学や漢字に関する記述も勉強になりましたし、モチーフになったと思われる、『雨月物語』にも興味が湧きました。

  • どんどん読めたが、最後に、もう一ひねりあっても良かったかという点で☆3つ

  • 悪の教典をきっかけに読んでみました(^^)

    悪の教典ほど後味が悪くはないですが、サイコカウンセラーって怖いですね(^^;)
    最初の方は、あまり読むペースが上がらなかったのですが、中盤の頃から、『怖っ) ゚o゚( ヒィー』ってなり、一気に最後まで読んでいました。が、逆に読み終わったのが、深夜のために余計に怖っ(ToT)

  • 阪神大震災の被災者にカウンセリングのようなことをするボランティアをしていた由香里。実は彼女は人の心が読める「エンパス」だった。ある日由香里は、入院中の少女、千尋と出会う。彼女に聞こえてきた千尋の心の声は、いくつもの人格の声だったー。

    多重人格をテーマにしたオカルト作品と言った感じ。書かれた時代のせいか、使われてる薬が古い!終わり方はなかなか絶望的で好きだったけど、映画だとハッピーエンドになっているとか。これハッピーエンドにしたら意味ないのでは…。

    他の作品に比べると何だか薄いなあという印象。

  • ※性的描写を含む作品です。

    【印象】
    他者の心象を感覚する女性、人格の複数を内包する少女。他数名。
    1995年1月の兵庫県、震災後の街を舞台としています。
    「吉備津の釜」(上田秋成『雨月物語』より)の内容について言及する部分があります。

    【類別】
    小説。
    オカルトファンタジー、ホラー、スリラー、サスペンス、サイコ。

    【筋】
    筋の意外性や震災との関連性に期待するよりは、超常的な心情に関する蘞味へ注目するほうが楽しめそうです。
    人物属性としての美醜について、焦点が当てられる割には特に掘りさげられることなく、妙に単純化されており、要するに、写実的な絵画の中で人物だけがデフォルメされているような目立ち具合を感じました。

    【表現】
    文体は平易。三人称一元視点。
    とりわけ気に入った表現箇所は頁75「突然、燃えている車の中からクラクションが鳴り響いた。さらに、ウィンカーまで点滅し始めた。それは、死に瀕した巨大な動物の断末魔を思わせた。」です。

  • 一気読みになりました。最初から緊張感があり、最後の対決まで一気でした。しかも終わり方もハッピーエンドではなく、暗雲立ち込める感じで世界観を壊さずに終われました。まあ幽体離脱は難しいかなと思いますが、あり、と思って楽しみました。

  • 表紙のわりにはおどろおどろしさがマイルド?
    それほど抵抗なく読めた。
    最後が空恐ろしい・・

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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