ISOLA-十三番目の人格-

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 968
感想 : 146
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048732055

感想・レビュー・書評

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  • 設定とか展開とかはすごく好きでした。
    ただ、こっちのが書かれたの先だけど、天使の囀りでも中盤以降に急に重要人物の大学教授出てきて恋愛感情持つみたいな流れでしたね。

  • 漢和辞典と『雨月物語』
    磯良とISOLA
    名付け方とか面白かったです

  • 色々都合が良すぎるところがあり…冷めた目で読んでしまった。
    13もの多重人格、主人公はサイキック、幽体離脱…などが登場し、現実的なホラーというよりもはやファンタジーのような感じがした。
    あと「主人公が美人、悪役はブス」という点がやたら強調されていて気になったのは自分だけだろうか…。

  • あまり現実味のないホラー(サスペンス?)だったけど
    辞書で名前をつけてその意味がそれぞれあるのは
    とても面白かった。
    イソラの名前のことも
    わかったとき私はわずかながら感動した笑
    愛憎は怖いですなぁ
    ゆかりを美人に設定した意味はあったのだろうか

  • 前に読んだ二作と比べるとイマイチ。ヒロインがよくわからない。大体人生の辛苦を味わっていて歳相応よりも思慮深く描かれている彼女が、あっけなく恋に落ちすぎ。登場期間が短いためか男もなんだか薄っぺらいし、こちらもあっという間に恋愛モードになっているけど、ただ「美人だから」しかないみたいで嫌。

  • たまらない読後感。

  • 体外離脱中に体が死んでしまって死ぬことも生きることもできなくなってしまった弥生。
    最後は真部の精神と共存して真部の自殺とともに彼女も死ぬことができた。
    私にはそこまではハッピーエンドに思えた。

    しかし弥生が最初に寄生した千尋の精神にはとんでもない悪影響が残った。
    しかしその悪影響は薬物療法によって周囲には隠されてしまっている。
    薬を一日飲まないだけで体外離脱によって殺人を犯せることは隠して多重人格の治療がうまく進んでいるように見せかけて今は静かに暮らしているが、、、
    という最悪のバッドエンドだった。

    もう少し続きがあったら面白かったと思う。

  • 再読。 1度読んだのだろうけれど、マルっと記憶が抜け落ちている。 もっと怖かったイメージだったけど、そうでもなかった。 他人の感情が分かってしまう能力、エンパシー。 こらはしんどそうだ。 恋人なんて作るに作れないよなぁ。

  • 日本ホラー小説大賞の佳作に選ばれた、貴志祐介さんのデビュー作です。

    解離性同一性障害をテーマに、そこにSF的な設定を加えるなど、様々なアイデアが詰め込まれています。

    特に、主人公の女性が持つ特殊能力が、物語の展開に上手く作用しているのではないでしょうか。
    じわじわと迫ってくる恐怖感の演出も巧みで、デビュー作とは思えない見事な手腕が発揮されているように思います。

    心理学や漢字に関する記述も勉強になりましたし、モチーフになったと思われる、『雨月物語』にも興味が湧きました。

  • どんどん読めたが、最後に、もう一ひねりあっても良かったかという点で☆3つ

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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