- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048732277
感想・レビュー・書評
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…最後まで読んで、犯人の動機に萎えました。そんなことで殺人するのかいと。
あと味がとても悪い。
話としては面白いのですが… -
新しい人類誕生か!という話。遺伝子の話など疲れるかもしれないが、とても面白いので徹夜してしまった。「誇大自己症候群」の岡田さんが著者。多才。
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横溝正史賞(2000/20回)
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ベトナム難民。二卵性双生児。染色体異常による自閉症。超人。
医学的で難しいところもあるが、いろいろからまって面白い。
最後に希望が繋がった・・・かな?! -
感性がとても豊かなそうな方のおススメの小説だったので、早速読んじゃいました。<br>
レビューを物語的視点と分子生物学的視点から。<br>
物語的に見れば、設定は結構ツボだった。染色体異常、超人類、遺伝的進化、ES細胞、ロバートソン型転座。研究室の論文で読んだ事ある単語がずらっと出てきたから、すらすら読めた。結果を出さねば、という研究者の苦悩、焦燥、そして野心も感情移入できる。個々の事件がやがて一つの大きな流れに繋がって、すーっと全体の流れが見える爽快感を味わえます。<br>
分子生物学的視点から見ると、ロバートソン型転座⇒超人類の設定はかなり興味深い。ロバートソン型転座ってくっついた二本の染色体を一本と数えるのか?!ならば、ロバートソン型転移を持つ人は、ヘテロorホモでロバートソン型転移を持つ人としか子孫を残せない(受精卵が成立したとき、ホモ×ホモでは100%、ホモ×ヘテロでは50%、ヘテロ×ヘテロでは25%の確立で子孫が誕生)という理論も分かるが。。極端な話、ロバートソン型転座を必然的に起こす事が出来れば、人間は進化するのか?自分の手で進化を作り出せるのか?今度論文読んで調べてみよっとw -
大変面白いミステリー、との評判を聞いていたので、
図書館で見つけたときには迷わずに手に取った。
・・・のだが、パラパラとめくった時に、遺伝子や細胞と
いった単語、訳のわからない専門用語のカタカナが
目に飛び込んできて、黙って元の場所に戻すw。
そんなことを何度か繰り返して、ようやく思い切って
借りて読んだ一冊。
もっと早く読んでおけば、と後悔した。
ベトナム、アメリカ、日本と、それぞれの地で起こる
一見関係のないような事件が、徐々に繫がり収束して
いく様は見事。
壮大なテーマで、くるくると場面が入れかわり、
最後の最後まで目を離せずに読み切ってしまった。
また、遺伝子や進化論、精神医学などの知識が
豊富に散りばめられていて、好きな人は興味深く
読めると思う。
私は理系が苦手なので、ちょっと苦労したけれど・・・。
精神科医の涼子が葛藤や苦悩を抱えながらも歩き
続ける様が美しい。
最後には驚きの事実が明らかになるのだが、彼女も
また孤独だったのだろうか。
個人的な印象なのだが、浦沢直樹のマンガ『Monster』
に似ているような気がした。
先に『DZ』の方を読んでいたら、もっと衝撃的だった
かもしれない。
犯人の目星が早い段階でついてしまったのが少しだけ
残念だった。
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帯の説明と内容が違いますが、サスペンスとして面白かった。
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展開は面白いんだけど、どうも矛盾点を感じる部分が多くて入り込めませんでした。