偶然の祝福 (文芸シリーズ)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 223
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048732390

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で間違えて借りて再読。小川洋子を好きになったきっかけの本でした。その後何冊も読んだけど、これが最高傑作というのが再読した感想。特にバックストロークは連作短編小説の中のひとつではなく、単独の短編として切り出しても最高の短編ではなかろうか。
    世の弟達のひとりとして、姉を持つ弟は是非読むべきですね。

  • 短編。

    「失踪者たちの王国」「盗作」「キリコさんの失敗」
    「エーデルワイス」「涙腺水晶結石症」「時計工場」「蘇生」

    一瞬、これはエッセイなのか?!とも思う作品。
    幼い息子と犬のアポロと孤独な私。

    「盗作」で優秀な弟がある日片腕をあげたままずっと下ろさなくなった、っていう話はなんかどっかで読んだ気がするのは…なんだろう。

    弟の死、アポロがぐったりしてしまった雨の日、幼い頃に家にいたお手伝いさん。
    だいぶ読んでから時間が経ってしまったので詳しく思い出せないけど読みやすい)^o^(

  • 奇妙な中にある美しいものたち。ひんやりとした感覚。

  • 女流作家。
    時系列が入り乱れる短編集。
    まさかここで皇女アナスタシアが出てくるとは。

  • it's the OGAWA World. open seventh stories up! She wrote 'The Housekeeper and the Professor' (original title:Hakase no Aishita suusiki). Like(´∇^d)!!

  • 博士の愛した数式が好きで、なんとなく気になってた小川洋子さんの本。
    出だしは何だかエッセイみたいな文調だから、ご本人の話なのかと思っていたら、どんどん暗くなっていって、最後はすごかったので、やっぱりこれはフィクションだ。
    暗いような、ホッとするような、どうなっちゃうんだろうと心配になるような、不思議な感覚は期待以上でした。
    ブログでの紹介はこちら→http://monogatarigatari.blog.fc2.com/

  • 2013.3/22
    小川洋子さんの短編集「まぶた」に含まれる「バックストローク」と関係していたとはね。
    オススメは「盗作」「キリコさんの失敗」

  • 小川洋子には個人的に好きな作品とそんなに好きじゃない作品が4:6くらいの割合で存在するのだけどこちらは残念ながら後者。
    いつでも言葉はきれいだなあと思うのだけど、題材やストーリーのせいで恐怖や気持ち悪さが先立つ。

  • 小川洋子の小説を覆っているのは、ひんやりとした静けさ。空中を漂っているというよりは、なにかすとんと底の方に沈んでいるような。。。日常なのか非日常なのか分からなくなってたどたどしく読み進めてしまう。この本の中では、キリコさんだけがしっかりとした輪郭を持って生きているようだった。

  • 短編集、もしくは小川さん本人の気持ちを綴ったエッセイなのかもしれない。
    文章の柔かさを保ちつつもドキッとするような恐い一文があったりと、ただ優しい雰囲気だけではない。
    小川さん独特の穏やかさから出る、物の捉え方や考え方を伺える本。

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著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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