- Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048732598
作品紹介・あらすじ
20年前の夏の午後、終業式の帰りにふと足を踏み入れた古ぼけた洋館。そこで出会った不思議な少女・美宇。黒猫、博識の英国人紳士。"ミュージアムのミュージアム"であるというその奇妙な洋館の扉から、トオルは時空を超えて、"物語"の謎をひもとく壮大な冒険へと走り出した-。小説の意味を問い続ける作家、小学校最後の夏休みを駆け抜ける少年、エジプトに魅せられた19世紀の考古学者。3つの物語が融合し、かつて誰も経験したことのない感動のエンディングへと到る。20世紀の掉尾をかざり、エンターテインメントの新世紀到来を高らかに告げる長編書き下ろし。
感想・レビュー・書評
-
ベストSF2000年5位
mmsn01-
【要約】
・
【ノート】
・
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは是非、ハードカバーで読んだほうがいい。
宝物の一冊です。
どこにでもいける扉があったらいいな
どこでもドアみたいなんじゃなく。
単に夏のじっとりした空気を感じるだけでもこの本はおススメ。
日本・エジプト・フランス・万博 -
いいかげんあちこちに積み上がってる本達を、綺麗に並べてあげたくて本棚の整理をしようと、この作品を手に取った。
初版本であったので、ほぼ15年前に読んでずぅと眠らせていたらしい。
内容に関しても、ほぼ記憶がなかった。
読んでみて、なるほど、昔の私ならきっとなんだこれ?と読んでいたに違いない。
で、現在の私も物語にドップリ浸りきれないまま読み終わってしまった。
読み終わってしまってからフト気がついた。
ひょっとしたら、そういう読み方してもいい物語だったのかもしれない。
なんとなく納得。
ただ、私の小学生時代、今まで見てきた私の知ってる小学生6年生は、主人公トオルのように聡明ではない。
だから、ドップリできなかったのかも… -
タイトルとヴンダーカンマー的な装丁に惹かれて読みました。複数の話と様々な要素が絡み、それらが収束していく展開が面白いです。
(一般担当/take) -
資料番号:010235307
請求記号:F/セナヒ -
随分前に買って、名作!と思ってとっておいた本。
久しぶりに読み返してみた。
終わりのほうがなんだかむにゃむにゃだけど、発想とても好きだ。
読み終わって思い返すと、けっこうむちゃな話なんだけど笑
博物館、美術館、とても楽しい場所。
いつもわくわくする。
その感じを小説にも感じることはある。
小説とは何かをテーマにしてしまった、ある意味では前代未聞の小説。
物語は必ず作為的なもので、自然でしかなかったらそれはエッセイか日記。
そこに疑問を持っちゃったら、作家は悩ましいよなぁ。 -
上野の国立科学博物館に何十年ぶりに行って来ました。インスピレーション満たしてくれるよ!
-
1/130803