ジュリエット

著者 :
  • 角川書店
2.94
  • (6)
  • (11)
  • (38)
  • (18)
  • (5)
本棚登録 : 128
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733052

作品紹介・あらすじ

南の島で親子3人が対面した蘇る思い出たち。狂おしく、切ないまでの、異常な世界…。ホラー小説史上にエポックメイキングな作品として新たなページを刻みつける名作、誕生!第8回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本ホラー小説大賞受賞作。
    ホラー風味のファンタジーといった感じ。現実味は全くありません。
    息子、娘、父親、それぞれが抱える忘れられない記憶や後悔の念が彼等に牙をむく。
    不気味さやおどろおどろしさはありましたが、事が起こるまでが長く、冗長に感じてしまった。

  • 今、失った人でも動物でも、はっきり思い出せるだろうか?死んだおじいさんか、それとも飼っていた犬か?うーん、考えてみると、ないものだ。グロテスクな描写もあるものの、それより一番怖いのは、遠くから眺める表紙ではないか。

  • ホラーである以上、最後まで秘められた謎が幾つか残るのは問題ない。それを踏まえても不完全燃焼。トランプのマーク覚えといて、って言われて覚えてたのにマジシャンはあっちでお札破いて火をつけてワン・ツー・スリーでハイ元通り!(ジャーン)、みたいな。トランプは何だったのよ。結局明らかになったのは、あの場所に死者を蘇らせる御神木があって云々で、島全体がそういう『場』になってた、と。・・・うーん。「いつかそれは再び蘇るのだ」系のエピローグも、その前に置かれるべき(偽の)ハッピーエンドが曖昧すぎていまいち。合わなかった。

  • これでもかと閉塞的で気が滅入る設定と、同情はするけど共感できない登場人物たちにぬめぬめグチャな場面が絡んで、ただもう重っくるしい。ホラーらしい一種の爽快感ゼロ。うんざりして止めた。巻末で作家等に絶賛されているのが納得いかない。

  • 角川のホラー大賞(?)の作品だそうで。
    ホラーってこういうホラーもあるのね。

    描写が丁寧なせいか、なんか稚拙さもあるんだけど取り込まれる作品でした。
    読んでるときも頭がおかしくなりそうだった。
    現実と非現実が少しずつ混じりあっていって、没頭してるとのにがなにやら。
    こちらが取り込まれてしまいます。

    そんな最中に休憩しようといったん本を閉じても夢にいるのか現実にいるのか…
    フワフワした気持ち悪い感じ漂う作品。

    終わりまでいっきに読んだほうが救われるのでは。


    @図書館本

  • 新感覚ホラー。じんとするところあり、背筋がぞっとするところありの不思議な感じでした

  • 日本ホラー小説大賞(2001/8回)

  • 第8回日本ホラー小説大賞受賞作……なのだけど、ネットなどで目にした感想はあまり芳しくないものが多く、それ故あまり期待はせずに購入(文学性やエンターテインメント性よりも、まずは「どれだけ怖いか」を期待するので)。

    震災で妻を亡くし、娘、息子と3人で南の島で新生活を始めようとした主人公。家族再生の試みは、しかし忌まわしい思い出によって徐々に浸食されていく。

    読み始めてすぐに感じるのは冗長さ。クライマックスの展開はそれなりに凄味があるのだけれど、そこに辿り着くまでに疲れてしまう(これは選評者も指摘していたようで)。著者によれば「恋愛小説のつもりで書いた」とか。ワケわかんねー。

  • なんか不思議な感じの本だった。ホラー?ミステリー?

  • 最初からぎしぎし軋んでる。読みながらうっすら苛立つ。
    タイトルのジュリエットが関係あるような、ないような。水字貝中心の話であるようで結局なんなのか。水字貝なら水字貝で話を進めてほしかったなあ。

    まあでも悪くはなかったかな。読後感は悪くない。プロローグが好きです。


    しかし登録して表紙にびびった。

全34件中 1 - 10件を表示

伊島りすとの作品

ツイートする