- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048733397
作品紹介・あらすじ
俺は気づいてしまった。悪の組織NHKの存在を。俺が大学を中退したのも、無職なのも、今話題のひきこもりなのも、すべてがNHKの陰謀なのだということを。悪の組織を倒すその日まで、俺は雄々しく戦い抜く。だが、そんな俺の目の前に、とある宗教団体から刺客が送られてきた。日傘を差した清楚な美少女、岬ちゃん。彼女はいったい何者なのか?エロスとバイオレンスとドラッグに汚染された俺たちの未来を救うのは愛か勇気か、それとも友情か?驚愕のノンストップひきこもりアクション小説、ここに誕生。
感想・レビュー・書評
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全然とりとめのない、薬でトリップしてほとんどが「俺」の妄想話だけど、飽きずに読めた。
まさにライトノベルな手軽さ。
でも最後にちょっと感動もあって、暇つぶしにはもってこいでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
俺は誰よりも欲張りなんだ。中途半端な幸せは欲しくないんだ。ほどほどの温もりなんて、いらないんだ。いつまでも続く幸福が欲しいんだ。
You&Iの共依存的セカイ。でも面白い。これでいい。 -
漫画化してアニメ化までしているので期待したのだけど、自分にはちょっと合わなかったみたい。無理やりテンション上げて逝っちゃってるところは日本語としてちょっと読めなかったので飛ばしちゃったし。結局生きていたければバカな夢を見るのではなく地道に働くしかないんだなって思った
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前作に続き、この小説も個人的にはすごく好きな話です。まだそれほどひきこもりが社会問題になっていなかったころにいち早くネタにして面白おかしく物語にしていました。次回作をずっと待っていたのですが、これ以降出てきません。残念です。
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主人公たちの作っていたエロゲーが市場的価値をまったく持たず、単なる自己確認に終わったところがリアルだった。このまますべて内向きで統一されれば鬱小説、しかし、最後に救いを見せてくれたので、エンタメ小説として成立している。
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高校時代に読んで変に共感できて怖かった.
これと漫画版,アニメ版では漫画版が一番おもしろい. -
読む人は選ぶ1冊だと思いつつも、私は4.5寄りの5点。
ヒキコモリ・ドラッグ・鬱・ヲタク・ロリコン、そして太宰治も彷彿とさせるような。
ドラッキーな描写もまた疾走感を上げているかのように思えたり。
わかる人にはわかる、わからない人にはわからない。
でもわからない人の方が健全だろうな。