GOTH―リストカット事件

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 6124
レビュー : 862
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733908

感想・レビュー・書評

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  • 110612

  • 何年も前から好きな1冊。
    半年に一回くらいのペースで無性に
    読みたくなって繰り返し読んでます。
    乙一さんの作品自体、結構好きだけど
    その中でも1番好きなのが『GOTH』

    高校生の「森野」と「僕」が色んな
    殺人事件について深く探っていく物語。
    グロテスクなのは好きな方だけど、
    描写が本間に素敵。怖くなるくらいリアル。
    殺人が芸術みたいに描かれてて、
    怖くてゾクゾクするくらい面白い‼︎
    また、殺人者の心境とかも書かれてるから
    感情移入しやすく読みやすい。

    しかも、実写映画は私のむっちゃ好きな
    俳優さんが主演してて、本間に素敵!

    森野の双子のとこはビックリ!
    良い意味でたくん期待を裏切ってくれる作品!
    多分、半年後もまた読んでる( •ω•ฅ)

  • 他人を寄せつかない美少女『森野』と彼女が唯一話をするクラスメートの『僕』は他人には言えない趣味を持っている。異常な事件やそれを実行した者に対して、暗い魅力を感じるのだ。
    そんな二人の周りで起きる猟奇的な殺人事件。


    猟奇的な事件に興味を持つのはどんな理由からだろうか。興味本位や犯人の動機が知りたいと言うのが一般的だろうか。中には疑似体験として自身の欲求を満たす者もいるだろうし、高じて犯人を崇拝したりする人までいるだろう。
    この主人公はもっと異質だ。淡々と観察するだけなのだ。傍から見れば自分の世界のみで生きているような『森野』の方が異質に感じられるだろうが、彼女は感情が出しづらいだけで何も感じていないわけではない。しかも子どものころの体験も、人格形成に大きな影響を及ぼしている。それに対し、ごく普通の家庭に育ち、何処にでもいるような少年の方が恐ろしい。友達や家族と会話をしていてながらも、何の感情も抱いていない。猟奇的な現場を見ていても高揚すらせず、まさに観察しているだけなのだから。犯人の方が罪悪感やら喜びやら何かしらの感情を持っているのに比べても、そら恐ろしく感じられる。
    だが、話が進むにつれ、彼が単なる観察者から自らかかわっていく変化は、内面の変化が見えてこなかっただけに、なんとなく違和感を感じた。

  • 顔が歪んでしまうような残酷な描写や、理解できないような犯罪者の心の中が書かれていてすごいな乙一!と思いながら読みました。人って怖い怖い

  • んー、短編じゃない方がよかった。

  • 猟奇的な殺人に興味のある男女の高校生の話 描写が怖い部分もあるけど、いい意味で期待を裏切ってくれる 胸くそ悪くなるような殺人ばかりだけど、いっそすっきりするくらい騙してくれる いい作品だと思う

  • 森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。

  • 騙し討ちにはやられた。やっぱ凄いなぁこのひと。

  • 人間が持つ暗黒面に強く惹かれる主人公達が関わる異様な事件を綴った連作短編集。

    静謐な狂気が冷淡な筆致で描かれていくのが不気味。でもそこに独特の雰囲気を感じます。
    あとがきでも触れられていたけれど、確かにファンタジーとして捉えた方が受け入れやすそうなな内容ですね。特に、犯人以上に壊れた主人公達が凄い。
    インパクトのある「犬」や「声」も良いですが、個人的には表題作の「リストカット事件」が好きです。
    二分冊された文庫版の方も気になるので、そちらも読んでみたいと思います。

  • 殺人の描写はちょっと目を背けたくなるようなリアルさだった。ひとつひとつの話があとから繋がり、謎解きみたいで面白かった。

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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