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- / ISBN・EAN: 9784048734639
感想・レビュー・書評
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恐ろしい。こんな育て方しちゃったのは誰だよ。
それが生き方だと教えたのは誰だよ。
はつ恋は誰のものだったのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中学生くらいの頃、私の性癖を狂わせる一因となった本。これが絵本になるの……?ってびっくりして、懐かしくて読みました。
原作の方がもっとドロドロしていた気がする。だけど、柔らかい雰囲気の言葉と絵が好き。どちらも違った魅力で、絵本版も原作も好き。 -
小川洋子さんの優しい儚い綺麗な文章が好きです。
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ツルゲーネフ『初恋』を、訳:小川洋子、絵:中村幸子で仕立てた大人向けの絵本。ツルゲーネフの描く世界は、なんて冷たく、静かなんだろう。ページをめくる度に、言葉が心の奥深くを憂愁で満たしていく。 小川さんが訳したのだから、もうその深みから抜け出せない。『ミーナの行進』に登場する一冊だというのも、私を特別な気持ちにさせる。
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じつは読んだことなかったので、思わず手に取りました。なかなか刺激的なお話。小川洋子さんだからさらになのか、クールな中に人間味を感じました。
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ツルゲーネフの原作を読んでいないからか、しっくりこない。
16の僕が恋した相手は、隣家の少女で、しかも父親の浮気相手だったことが発覚。
「恋は盲目」と言うのか、彼女の言動全てが愛おしく、ずっと見ていたい、彼女の言う通りにしたい。
そんな僕の、狂おしいほどの感情は初恋そのものだった。 -
こういう女が何故モテるんだ…
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「ああ、穏やかな情感、やわらかい響き、心動かされたときのやさしさや平静さ、恋愛に始めて感動したときのとろけるような喜び。おまえたちはいったいどこへ行ってしまったのだろう。」
(トゥルゲーネフ/沼野恭子・訳/初恋/p.55)
青年が始めて抱いた恋に暴力的に感情を揺さぶられるさまや、ジナイーダや彼女を取り囲む艶やかで薄暗い世界がとても美しかった。 -
初恋という題材がここまでどろどろしたものになるとは思わなかった。
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初めて恋をした少年の心の機微がよく描写されていて、面白かったです。本が苦手でも、すらすら読めました。