はつ恋 ツルゲーネフ

著者 :
  • 角川書店
3.43
  • (10)
  • (14)
  • (46)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 132
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784048734639

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ツルゲーネフ『初恋』を、訳:小川洋子、絵:中村幸子で仕立てた大人向けの絵本。ツルゲーネフの描く世界は、なんて冷たく、静かなんだろう。ページをめくる度に、言葉が心の奥深くを憂愁で満たしていく。 小川さんが訳したのだから、もうその深みから抜け出せない。『ミーナの行進』に登場する一冊だというのも、私を特別な気持ちにさせる。

  • じつは読んだことなかったので、思わず手に取りました。なかなか刺激的なお話。小川洋子さんだからさらになのか、クールな中に人間味を感じました。

  • ツルゲーネフの原作を読んでいないからか、しっくりこない。
    16の僕が恋した相手は、隣家の少女で、しかも父親の浮気相手だったことが発覚。
    「恋は盲目」と言うのか、彼女の言動全てが愛おしく、ずっと見ていたい、彼女の言う通りにしたい。
    そんな僕の、狂おしいほどの感情は初恋そのものだった。

  • こういう女が何故モテるんだ…

  • 「ああ、穏やかな情感、やわらかい響き、心動かされたときのやさしさや平静さ、恋愛に始めて感動したときのとろけるような喜び。おまえたちはいったいどこへ行ってしまったのだろう。」
    (トゥルゲーネフ/沼野恭子・訳/初恋/p.55)

    青年が始めて抱いた恋に暴力的に感情を揺さぶられるさまや、ジナイーダや彼女を取り囲む艶やかで薄暗い世界がとても美しかった。

  • 初恋という題材がここまでどろどろしたものになるとは思わなかった。

  • 初めて恋をした少年の心の機微がよく描写されていて、面白かったです。本が苦手でも、すらすら読めました。

  • 大人の絵本というけれど、内容はそんな感じかも。
    「ツルゲーネフの初恋」って有名だけど実は読んだことがなく。

    読んでみたら・・・もっと爽やかな話かと思いきや。
    思った以上にどろどろしていました(汗)
    初恋の女性は、自分の父親(美男子)と秘密の密会。。。
    しかも最後、他の人と結婚した彼女が亡くなってるし。
    せつないというか、やり場のない気持ちを抱えて
    うなってしまうような感じ。

    でも主人公の静かな物腰、
    初恋の女性に言われるがままに高い場所から飛び降りたにもかかわらず
    熱さのない感じはまさに小川洋子ワールド。
    他の方の訳と比べてみたい、って思いました。

  • 複雑なココロ模様を描いた作品。でも、なんだかいま一つ感情移入ができなかった。

  • 旅先の宿にて。なんだか胸騒ぎのするストーリー。

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1962年岡山県生まれ。小説家。早稲田大学第一文学部卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞、91年「妊娠カレンダー」で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞。他の著書『口笛の上手な白雪姫』『琥珀のまたたき』『最果てアーケード』『猫を抱いて象と泳ぐ』など。

「2019年 『深淵と浮遊 現代作家自己ベストセレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川洋子の作品

ツイートする