生首に聞いてみろ

著者 :
  • 角川書店
3.15
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本棚登録 : 743
レビュー : 137
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734745

作品紹介・あらすじ

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する-著名な彫刻家・川島伊作が病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の推理の行方は-!?幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭からそれは伏線と敷かれていて、もっと早くにそこに気が付いて然るべきではあったけれど、自分で深く考えるより、法月君に明かされる方が心地よい。
    初見ではあまりいいと思わなかったように記憶しているけど、忘れ果てて再読したら思いのほか良かった。斜め読みしてしまったかしら。

  • タイトルに興味惹かれるが、内容はこじ付け感がびっしり。伏線張って回収するのは見事だが、全く探偵できてない。犯人は稚拙な行動のため、時間が経てば自ずと解決する事件ではないか。

  •  作品解説:著名な彫刻家・川島伊作が病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の推理の行方は――!? 幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く!!
     このミステリーがすごい!(2005年度版) 第1位

     う~ん…。評価するのが難しいですね。複雑すぎて何がなんだかわからないような伏線がひとつに収束されていく様は、確かにミステリーとして優れていますが、死体が登場する第4部までは、起伏に乏しい展開(ひたすら伏線の挿入)が続くため、「このミス第1位」という評価を踏まえつつ読むと飽きてきます。
     タイトルだけ見るとホラーの苦手な方は引いてしますかもしれませんが、気持ちの悪いシーンはありませんので安心してください。

  • 期待はずれでした。まず、殺人事件がなかなか起こらないし、事件が起こるまでの間も彫刻の首が切り落とされたことについてどうでもいい推理をしてみたりと前半かなり退屈な内容で読むのに時間がかかりました。事件が起こってからはなかなか面白い作品ですが1冊の本としてはハズレですね。 以前に読んだ法月さんの「キングを探せ」が面白かっただけに期待していましたが、まるでダメでした。

  • 05年のこのミス1位。

    テンポがゆっくりな感じがした。
    ところどころのエピソードがいろいろ暗喩してるんだけど
    題名にも、ああ、そっか。ってつながるんだけど
    いまいち、期待に沿わなかった。

    うーん。
    人が死ぬ部分より、彫刻の謎の部分がおもしろかった。
    すっきりしたのは、一番最後のページと最初のほうのナゾがつながったところかなあ。

    あまりガツンとはこなかった。残念。

  • 久々に法月さん長編!!!
    ラスト4行の切なさがもう…。グッとなりました。

    愛憎めくるめく兄弟・姉妹の物語。
    江知佳ちゃんを想うと胸が詰まります。

    そんななか、時々出てくる髭キューピーこと飯田さんがなんとなく癒しキャラでした…笑

  • メイントリックについて、犯人があんなややこしいことをした理由がまったく分からない。たまたま直前に「火車」読んだため、余計にそう思うのかもしれない。喬子がなぜ天涯孤独の人物を時間をかけて探したか考えれば、それがどれだけ危険な行為か、分かりそうなものだ。夫も間抜けすぎで、第三者ならともかく、当事者があんな勘違いをしないだろう。

  •  私の頭が悪いのがいけないんでしょうけど、複雑すぎて、全然理解できなかった。
     伏線が多い、てことなのかな。
     すっごくじっくり読んで、常に状況(たとえ誤った推理でも、そのとき綸太郎さんとかが推理したことがどういう状況なのか)を理解していないと、さっぱり分からなくなる。

     あと、お話の中で日数はかなり経過するけど、展開自体はすごくゆっくりで。
     特に前半。
     事件らしい事件は起こるけど、殺人事件があって、犯人はだれなのか探偵役がどんどん推理していく、みたいな展開にならないから飽きて来る。
     読むのにすっごい時間掛かりました。全然ページが進まない。

     正直、法月さんの長編は、どうも私には合わないなぁ…。
     特別回りくどいとも感じないんだけど、いろんな情報が多すぎて、何の話をしてるのか分からなくなってくる。
     意外と綸太郎さんが間違った推理をすることが多いから、結局どの推理が正しかったの? てなっちゃう。
     短編は好きなんだけどなぁー。


     ところで、探偵役て、もうホントにダメダメのポンコツで、ロクな推理が出来ないけれど、なぜか事件を解決してしまう、いわゆる「迷探偵」が主人公の場合もあるけど、綸太郎さんは全然そんなキャラじゃないのに、結構しょっちゅう推理を間違うよね。
     小説に主人公ぽい「名探偵」感があんまりない。
     別に嫌いじゃないけど、あんまりパッとしない人だよね(笑)。

  • 話の中身が難しかったけど、伏線が最後に回収されてなるほど。
    でもエチカちゃんが殺されちゃうとは…。

  • タイトルが誰から誰へのメッセージなのかわかった瞬間はぞくぞくしたし、何よりこの小説にこのタイトル付ける人のセンスに鳥肌。今まで多くのサスペンス小説を読んできたが、この作品の結末は全く読めなかった。一転二転、いやもう何転したかわからないほど状況が一変する事実が次々と判明し、その度に容疑者が増えていき、見事に踊らされたという感じ。
    たくさん出てくる疑問点は最後一気に解決するが、結末が悲しすぎるのでこの評価で。。

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著者プロフィール

1988年10月、『密閉教室』でデビュー。

「2017年 『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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