後巷説百物語 (Kwai books)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 1338
レビュー : 161
  • Amazon.co.jp ・本 (779ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735018

感想・レビュー・書評

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  • 前巷説から続く、百介と又市さんたちの絆に感動です。
    長年会えなくてもお互いを信頼して思い続けているのが伝わります。

    前巷説・巷説・続巷説から経過順で一話ずつ読み返したいです。その上で、最後の百介の語る百物語は涙なしでは読めません。

  • とても面白かった。ラスト少し切ない。

  • 時代が江戸から明治にうつり、4人の若者達が様々な怪異に立ち向かう。その中で出てくる一白翁が百介の老後の姿である。
    話の内容、展開、結末等とてもおもしろく、とにかくすごいと思った。最後の話も百物語であったり、与次郎の仕掛けや骨を集める宗教等、他ともつながる話があったりとにかくすごい。

  • ひとつひとつのお話が精密な作りです。時間をかけてゆっくり読める本です。登場人物にも愛着が持て、もっとお話しが読みたくなります。

  • 巷説百物語の続編の続編。
    このシリーズを読んだのは今回が初めて。

    でも面白かった!昔の妖怪・幽霊の話が、こういう風に現実にも当てはめる事ができるのだという事。
    この辺は京極堂シリーズに似てるかなと思いました。

    百介の最後は、満足のいくものだったんだろうなぁと思いました。

  • 次巻が出るまで間があいていると、前の話を忘れてしまっていて読み流してましたが、今回京極堂シリーズと巷説シリーズを続けて読んだら色々とリンクしていることに初めて気づきました…。
    今回又市は話の中にしか出てきてませんが、百介が如何に又市達との日々を大切にしていたかを感じました。時代の流れ、それに伴う人の心の移り変わり様を感じさせられる一冊。

  • これもあっという間に読み終わってしまった
    このシリーズ本当に私にとっては最高の作品で・・・

    読み終えたとき、これでもう又市達の物語はおしまいなのかと思って
    涙が出るほどだった

  • 舞台は江戸時代末期。
    晴らせぬ恨み、あちら立てればこちらの立たぬ困難な問題を、金で請け負い、妖怪になぞらえて解決する小悪党たちの活躍を描く。
    (wiki参照)

    お馴染み京極堂の「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」とは180° 趣を異にしたシリーズ。

    人間の愚かさで起こる事件をすべて「妖怪のせい」に仕立て上げる。
    そして口八丁と精密な「仕掛け」によって、人々の無念に落とし前をつける。

    『巷説百物語』『続巷説百物語』の続編。このシリーズ大好きです。

  • シリーズ中一番怪奇を楽しめた。
    中でも風の神は、怪奇に至るまでの下準備もいつの間にかばっちりになってたし、実際に舞台が動き出してから収束するまでの流れは、極上のドミノ倒しを観ているようだった。

  • 御行奉為。と思わず呟きたくなるような終わり方だった。
    それが与次郎の見た幻だろうと、確かに彼は又市の存在を物語を通してではなく感じたのだろう。「手負蛇」では剣之進がそれを間接的に感じ、誰よりも百介に近い彼は「風の神」間接的にそれを感じた。
    だから、与次郎の中で又市は百介同等に生き続けるんだろうと思うと胸がほっこりした。

    どの話も百介の郷愁が滲んでいて悲しかった。同様に、思い出や語りの中でしか又市が登場しないことも悲しかった。でもそうやって語られて、行いが引き継がれていくのは素敵だ。

    百物語で仕掛けに組み込まれた百介が百物語で憑き物を落とし、与次郎が仕掛けをしたという繋がりがいい。

    憑き物が落ちるような爽やかな終わり方で良かった。

著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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