- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048735148
作品紹介・あらすじ
ガキ大将の克美とみそっかすで泣き虫の明。-幼馴染みのふたりはやがて成長し、いつのまにか危ない関係に踏み込んでいく…。1983年「小説JUNE」に初掲載され、のちにルビー文庫で刊行された衝撃作『幼馴染み』。その本編2作に幻の短編「旋風」「パラレル遊戯」を加え、さらに待望の書き下ろし続編を収録-吉原理恵子、そしてボーイズラブの原点がここに。
感想・レビュー・書評
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男の子二人が成長していく物語。
成長していくにつれ、思春期の二人の掛け合い。
うん、まぁよかったですが、時代を感じてしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まじで一時代の攻め、トンデモすぎて無理
脅すな、犯すな、それを受けも馴染むなよ
あと三点リーダ多すぎ
登場人物も急に名前出てきて語られても全然把握できなかった -
時間経過が楽しい。
ガキ大将なかっちゃん(受)と、そのフンの明(攻)。
このギャップが面白い。
明はもてまくっているけれど、かっちゃんひとすじ。
「抱かせてよ」と迫られるかっちゃん。
けっこう好きな展開だった。 -
初出のJUNE掲載で読んで、忘れられなかった作品。
だが、記憶に強く残ってるシーンがない。
あとがきを読むと、改稿されて初出とは変わってるとか……
たぶん、記憶に残ってるあのシーンが、変わってたのだろう(確認できてないけど)
内容的には、学生もので執着攻め。
今では、珍しくはないが、耽美が主流だった当時は、非常に新しかった。
当時を懐かしんで読むならいいが、今時の物を期待して読むのは、オススメできないかな? -
懐かしいー
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文体が合わなかったけど、内容は好き。
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勝気な克美と、泣き虫で、克美の金魚のフン的な明。
2人は幼馴染みだったが、時が経つと明は克美の身長を追い越し男前になり、女の子に言い寄られるようになる。克美はそんな明が面白くない。しかし、明は克美のことが好きだと言い、いつの間にか体の関係に進んでいく……。
今となってはありがちな(?)お話の展開ですが、吉原さんのこの作品は、愛憎劇的な少年愛が主流だった時では衝撃作だったらしいです。学園モノで、舞台が現代だというのが珍しかった、ということでしょうか。 -
あの吉原作品とは思えない明るくライトな
学園物です。
気の強いやんちゃ坊主と気の弱い美少年の
立場が逆転して、いきなり迫られるところが
笑えます。
明るい気分で楽しめる吉原作品です。
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借本。
著者の心情表現が好き。
幼馴染み好きには、たまらない一冊でしょう。 -
ガキ大将だった「克美」と、泣き虫だった「明」。
タイトルの通り、幼馴染同士の恋愛です。
ただ、普通の恋愛と違うのは、男同士の恋人関係だということ。
お互いを思う気持ちが交錯して、揺れ動くそれぞれの複雑な心情に
なんだかすごく切なくなりました…。
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図書館で何となく目についたので読んでみました。
これが多分BL小説との初めての出会い。
昔に出ていた作品だそうですが、そんな事は全く感じさせない様な、青春の恋の物語です。
かっちゃんは、俗に言う「ツンデレ受け」というやつなのかな…?