グラスホッパー

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レビュー : 824
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735476

感想・レビュー・書評

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  • 妻を殺された男が、復讐を横取りした男を追いかけて、その交流の中で、自分や妻の思いを思い出していく話。



    ヒトは痛まないと実感がつかめない、危険を認識できない。

  • 文庫版との違い
    ・蝉が何割か多めに喋ります。よりおしゃべりキャラに。
    ・こまかい表現、結構違います。
    ・それぞれの人物のセリフ、やりとりの増減があるので、微妙に別の人のように感じるかも。

    個人的にはハードカバー版がおすすめ。

  • 少し前に読んだ伊坂幸太郎さんの作品「AX」と同じ殺人者シリーズの「グラスホッパー」を読みました。


    二人の殺人者
    「鯨」と「蝉」
    亡くなった妻の復讐のために行動する
    「鈴木」

    他にもいろんな殺人者、悪い奴、闇の世界の人々が出てきますが、個人的には「鯨」推しですね。
    「罪と罰」を暗記するぐらい愛しており、屈強な肉体を持ちながらもその存在だけで相手を自殺に追い込む殺人者、、、渋すぎる。

    ストーリーはそれぞれの登場人物の視点が順番に切り替わりながら進み、やがて絡み合い、そしてエンディングへ向かうという構成。

    伊坂幸太郎らしく伏線が色々と張り巡られており、そして温かく(?)終わります。

    次はマリアビートルだな!

    あ、あとこのグラスホッパーは映像化されてるらしいので、そちらもみてみようと思います。

  • 久しぶりの再読。
    伊坂さんの殺し屋シリーズは好き。
    陰惨になりがちなシーンも淡々と、時に飄々と滑稽に描いてくれる。
    妻の復讐のために怪しい会社で働く鈴木、自殺屋の鯨、殺し屋の蝉、押し屋の槿。
    蝉なんてとてもチャーミングで魅力的なのに、こんなにアッサリと切り捨てるのが伊坂さんらしい。
    ただ今の作品と比べると色々勿体ないところもある。
    スズメバチの名前に最近の作品との繋がりかと反応したが、違っていた。

  • 鈴木、蝉、鯨の行動が目的に向かって、ひとつになっていく。奥さんの声が聞こえたり、大男が幻覚を見たり、ラストも幻想的だったりするけど面白かった。

  • ちょっとグロい表現が多くて、一度読むのをやめた。
    自殺屋、殺し屋、押し屋、そして鈴木。あと劇団のみなさん。ばらばらに行動していた4人がクライマックスに向かって集合していく様子がおもしろい。誰かが死んで誰かが生き残る。

  • 伊坂幸太郎さんを読み解くにはまだ自分には読解力が足りないと感じる作品

  • 妻を寺原の長男に轢き殺され、復讐のために悪徳業者「フロイライン」で働く鈴木。その目の前で寺原長男が轢き殺され、寺原を車道に押したと思われる犯人を追うことにー

    ◆AXを読んだので復讐!じゃなくて復習!内容全くすっかり忘れてたから初読みたいだったけど(笑)AXの人情っぽいのは槿の擬似家族だけで自殺屋の鯨も岩西みいる蟬の声、な2人も、ちょっとふりきっちゃってるな-。健太郎くんと孝次郎くんがまっとうな大人になりますように(笑)

  • 「マリアビートル」を読むために再読。
    前読んだときはたしか、最後が寂しい気がして微妙だったような記憶があるけど、今読むとそうでもない。
    前は鯨さんに思い入れながら読んじゃったからなー。がんばれ鯨!って。
    鈴木くんはいいやつだ。蝉は可愛らしい。まあどいつもこいつも悪いことやってんだけども。

  • 図書館で借りた本。

    亡き妻の仇をとるために、危険な道へ入り込んだ「鈴木」は、当の仇が交差点で車にはねられたところを目撃するが、その事故現場から立ち去った男がいた。
    それは、巷で有名な「押し屋」ではないか。「押し屋」の正体を確認するために、男を追いかけるように、上司から命令され、追いかける。
    しかし、追いかけた先には温かい家族があった。

    一つの事故を、「鈴木」、殺し屋の「蝉」、そして相手を自殺へと追い込む自殺屋「鯨」の側から見た視点でそれぞれが交差しながら描かれている。

    押し屋らしき男の息子と、鈴木がサッカーをして遊んだ時の、「PKって、何の略か知ってる?」のくだりがほほえましく、穏やかでないこの話の中で、ほっこりした気持ちになった。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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