- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048735568
感想・レビュー・書評
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なんでこれを読もうと思ったのか、きっかけを覚えていないのだけれど(汗)、めったに触ることがない私小説というジャンル……短編なので1つ1つは短いのだが、苦みというかうすら寒さというか、背中のほうで妙にうねうねした感じを覚える不思議な短編集だった。
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蜘蛛が普通にしゃべり出す(;´Д`A ```
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ちょっと幻想的な味の短い散文のような短編集。この人にこういう作品があるとは知らなかった。「ちのつく言葉」の滑稽なような不気味なような人間像が鮮やか。「ある田舎町の老妓の話」も沁みる。
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車谷さんを読み始めて1年弱。きっと私は 好きなんだろうな。
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私小説31編。車谷さんの小説は全部怖い。
戻って来れないんだろうなっていう予感めいた怖さがある。
それ言わないで、ってことをすごく的確に描く。
「ぬけがら」とかまさにそれ。
あと「死卵」の圧倒的存在感。
「悪の手」、凄味がある。あの文字も含めて。 -
2012/11/22購入
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桜庭一樹読書日記に書かれていたので読んでみた。
不思議さ、軽みで捕まえようとする現実への突き放した距離感が心地よかった。 -
短いエッセイのような私小説のような。