白の鳥と黒の鳥

  • KADOKAWA
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735742

感想・レビュー・書評

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  • 装丁/池田進吾(67)

  • いしいしんじさんの短編集。期待したよりかは‥‥。悪くはない。

  • なんだかどの話を通しても同じ不思議な気持ちになりました。

    怖くて

    切なくて

    苦しくて

    もどかしくて

    痛い


    なんだか絵みたいだったな。
    目を逸らしたくても惹きこまれてしまうような。

    これは短編集だったけれど、長編を読んでみたい。

  • 短編集。かなり短めのがたくさん。
    ブラックでユーモラスで不思議で魅力的でした。

    どれがよかった、とか挙げてみようかなと思ったけど、
    どれも同じくらいよかったから選べません。


    購入から読了までかなりかかりました。
    面白かったのだけど、短すぎて「今日はここまで」でやめて忘れちゃうことが多かったからかな。

    いしいしんじの小説ならどちらかというと長編ものの方が好きかな。

  • ずっと前に読み終わったもの。

  • 短編19作。
    いしいしんじさんの書いたものは、長編の方が好きだなと思いました。

    つまらないとか、嫌いというわけじゃないけれど、なぜか読んでいるとひどく疲れてしまったのは、単に私の体調や精神状態のせいなのかもしれないけど。
    良くも悪くも、不思議な世界が広がっています。

    最後の、太ったひとばかりが住んでいる村はとても気に入りました。

  • 明暗はさておき、単焦点レンズで撮ったような物語。

  • 積ん読だったものを漸く読み終え。

    寓話や童話のような、日常と非日常が混ざった物語たち。
    後味がすっきりとしないのが、いしいワールドだったな〜と、読んでいて思い出した。
    ひゅっと引き込まれて、ぐっと読めてしまう短編集。

    2012.8.9

  • どこか淋しそうな登場人物たちと、ちょっと怖くてときどきほほえましい19の短篇。
    少しずつ心を傷つけられていくような短いおはなしたち。
    とくに教訓もなく救いもない、物語のための物語とでもいうのか。

    必ずしもハッピーエンドではないけれど、それがある意味ではとても日常的なお話なのかと思わされました。
    そしてそういったものものを見つめるいしいしんじさんのまなざし、優しさ、なのか、どこか温かいものも感じつつ。

    「しろねずみ」の愛おしさ哀しさ、喪失感が忘れられない。
    「オールド・ブラック・フォスター」「緑春」あたりもすきです。

  • なんか,いしいしんじの物語はお酒みたい.
    気分のいいときに読むと,その毒っけまで楽しめるけど,
    そうじゃないときだと悪酔いする.
    嫌いじゃないけど,今読むんじゃなかったな,ってなんかそんな感じ.

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著者プロフィール

いしい しんじ:作家。1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2024年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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