どきどきフェノメノン

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 841
レビュー : 178
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048735995

作品紹介・あらすじ

窪居佳那・二十四歳・大学院のドクタコースに在籍中。趣味は「どきどき」の探求、悩みは飲酒時の記憶喪失。講座の後輩の爽やか好青年・鷹野史哉、同じく後輩で人形オタクの水谷浩樹、指導教官の相沢助教授、謎の怪僧・武蔵坊-佳那を一番どきどきさせるのは誰か?上質の「どきどき」が満載のミステリィ&ラヴ・ストーリィ。

感想・レビュー・書評

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  • ドキドキすること、それは一生懸命生きているということ。心臓を叩く音階、普段より数オクターブ高い音色で私は呼吸をしている。憧れていたドキドキは、宇宙の端っこと端っこで挨拶を交わすようなものでした。だけれどそんな無謀な瞬間に、人は心を彩るものなのかもしれません。ホンモノは気付いていないだけで、意外と一番近くに存在しているもの。人形じゃないの、heartがある人間なの。だからもっとドキドキさせてよ。でもドキドキした後は安心させて欲しい、なんてちょっとわがままかな♡

  • 図書館で森絵都さんの隣にあった 森博嗣
    沢山あったなかから表紙で取った本
    普段推理小説を書く作者の初の恋愛ものとは知らず

    理系女子の頭の中は
    言葉が凄いスピードで浮かぶらしく
    妄想も限りなく でいて論理的

    癖のある登場人に疑問を持つ間もない程にいいテンポで読ませて
    最近のベスト3

  • 『駄目だ。
    また、変な方向へ考えている。
    堂々巡り。
    法隆寺の夢殿みたいな建築物が、紅葉の森林の中に佇んでいて、その艶やかな板張りの縁側を靴下のまま歩いている。ぐるぐると…。それが、彼女の「堂々巡り」のイメージだった。』

    『万が一将来、なにかの間違いで自分の大切な人から、「僕はカレーが好きなんだ」と言われて、それを作るような羽目になった場合には、まず、図書館でカレーの歴史を繙こう、と佳那は思った。』

    「どうした? 二日酔いか」
    「違う、そういうのじゃなくて… ー ちょっとね、風邪気味かしら」
    「二日酔いの人間の約九割は、公式発表では風邪気味だ」
    「ごめんなさい」

    「恋の病かもしれん」
    「鯉の病?」
    「知らないのか?」
    「知ってる。ニュースで見たよ。沢山死んだんだよね」
    「いや、それほどのことはないと思うが」

    『それはなきにしもあらず。夏期に霜あらず。雨期に仕事あらず。』

    『たとえば、彼氏に触れられただけで、電気が走るように感じる、なんていう文章にも出逢ったことがある。
    やっぱり静電気だろうか。』

    「花瓶がどうかしたんですか? なんか、特別な意味があるのかなあ」
    「花瓶の花言葉って何だ?」
    「さあ、空っぽ、じゃないか」

    『「花は、どうしたんですか?」
    「枯れた」佳那は答える。言葉少なであるが、嘘はなるべくつきたくないので、文字数を最小限に留めた。』

    『別に、変わったところはなさそうだ。
    こんなに変わったのに、見かけは同じなのだな、人間ってやつは。』

  • どきどき。
    どきどきどきどき。

    なんてかわいいの。
    こんなかわいさ持ち合わせたことない。

    森さんのこういうタイプの作品は初めて読んだけど、
    こっちのほうがすきみたい。

  • クセのある主人公に共感する部分が多くて、私も相当ひねくれちゃってんなぁと思った。
    全体的に、特に後半の暴走具合がスゴイ。
    作者が途中で一つ壁越えちゃった感。
    ぶわぁぁぁぁぁって、わけわかんないまま終わった。笑

  • 変人、でも魅力的な人物ばかり。特に主人公が可愛い。
    大学で研究に没頭する理系で物事を順序立てて考える彼女が、予想外の事態に直面する際の脳内の混沌にはこちらも目眩がする。飛躍していく思考が面白くて、彼女が混乱すればするほど噴き出してしまった。恋に恋してと片付けるには変に行動力のある行いもまた可笑しいけれど、そうやって一方的に得た胸の高鳴りよりも対人間で相手と向き合って反応を得て高まっていく、胸の鼓動や高揚する気持ちは何ものにも変え難いのだな、と。だいの大人達ばかりなのに甘酸っぱさを感じた。

  • 主人公のどきどきに対する変態っぷりが徐々にエスカレートしていくさまが面白かった。
    他の登場人物も奇抜で何か事件でも起きるのかと思っていたが普通?の恋愛小説に落ち着いてホッとした。最後のラストスパートが強烈。

  • 110712

  • 森さんの書くラブストーリー?
    と云っても、S&Mシリーズの犀川と萌絵の様にややこしい!じれったい!という感じとは違い、軽快な雰囲気が楽しかったです。
    ミステリの森さんじゃなくて、エッセイの森さんって感じでした。

  • 好みじゃない、の一言です。
    うーん。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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