ブレーキ

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736237

感想・レビュー・書評

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  • 絶対に成立しない“ビンゴ”。彼女が死ぬか自分が死んでしまうかの“ブレーキ”。短編集を感じさせないのがおもしろさがいい。

  • 人気作家の山田悠介さん、初めて読みました。
    5つの短編が載ってますが、どれも怖いです~!

    でも面白い。
    ハラハラドキドキしながらも次のページをめくる手が止まりませんでした。

  • 相変わらず怖い

  • サッカーがグロい!
    読みやすい(っ´ω`c)

  • ゲームに翻弄される人たちと理不尽に奪われる命を書いた短編5作。

    山田悠介は、以前(5年ほど前)に「リアル鬼ごっこ」を読んで以来でした。
    先日、友だちに「おもしろいよ!!」とお勧めされ、久しぶりに読んでみようかなと思い立ったのです。

    1作目「ビンゴ」。
    人間ビンゴで死刑執行される人を決める、という内容。
    「リアル鬼ごっこ」で作者の持ち味と感じた、とんでもない設定だ。
    が、1作読んでしまうとあとはどうもワンパターンな印象。

    意外性も、それが続くと予想の範囲内になってしまい、どの話がどうとかいうことのない似たり寄ったりの短編集になってしまった。

    「レンタルチルドレン」はおもしろかったような覚えがあるので、今後読むなら長編を読みたいと思う。

  • このブレーキという本はブレーキという話以外に4話の話が載っている。この山田悠介の話は最後に大きな大どんでん返しが待っていてとても最後が待ち遠しい。その中でも一番おもしろかったのは、ビンゴという話だ。この話は死刑囚たちがビンゴのように並べられ、縦、横のいずれかがそろうとその番号の死刑囚たちは死刑にされえてしまう。それを12回ま逃れた者は死刑にならなくて済むというもので、12回目に挑む男が主人公で、こんなことでま逃れていいのかと思ったが、結末はその通りだった。

  • 山田悠介さんの短編集です。最後の話だけおもしろかった。
    言葉の使い方がおかしいところがあるので、そういうのがにがてな人にはお勧めできません。

  • 感    想 : ブレーキを踏むと囚われた幼なじみが殺される。彼女を助けるために、「ブレーキ」「ビンゴ」「サッカー」「ばば抜き」「ゴルフ」。命をかけた5つのゲームが始まる。この本は短編小説なので読みやすかったです。ストーリーもおもしろかったし、展開もよかったです。

  • この本名は、短編小説5つで、成りたっている。やはり山田悠介らしい作品ばかりだと思う。たとえば、この作品のなかに入っている「ビンゴ」や「サッカー」など・・・

    「ビンゴ」は死刑囚に生きられるような希望を持たせながら、絶対に生かさないかなり「非人道的」なはなしだと思う。「サッカー」にいたっては、サッカーの敵のプレイヤーの首を切り落としてボールにして、シュートすると賞金がもらえるというかなりラリッた作品だと思った。

  • ある一つの狂った国を軸に書かれていて、面白かった。
    特に面白かったのが首を切りあってその首をサッカーゴールに入れれば20万という競技の話で鮮明に書かれていてゾッとした。
    短編集なのでちょっとした時間に読めるのでよかった。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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