- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048736442
感想・レビュー・書評
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2つのストーリーが同時進行する話は面白かったです。
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ブックレビューで色々出てたので頑張って探してようやく読めた!
・・・読むまでが一番楽しい時。
読んでから、なんか違うなって。
カニバリズムを取り上げるのか、個人情報保護を取り上げるのか中途半端でホラー感も無くなってしまった
無念 -
産経新聞の書評に載っていたので手にとった。
読んでて思ったけど、ものすごく気持ち悪い話だった。
個人情報をあつかう商売をしている会社の社員である主人公が、自分の個人情報の載ったリストを見つける。
しかもそこに載っている人は次々不審な死と遂げている…。
というホラーかな。
あと並行して小学生の少年の話も語られている。
それもなんだか危うい。
ホラーで食事の事がみっちり書かれているのって
ものすごく気持ち悪いし、怖い。
文章がすごく読みやすくてすいすい読める。
話もどんどん進んでいくしまどろっこしい所がなくてラストまで一気。
すごく面白かったんだけど
最後の最後がちょっとなぁ。
でも、まあ、いいかな。許せる範囲かな。 -
個人情報の名簿を売買している主人公は、事務所に覚えのない名簿ファイルが置かれていることに気付く。
そのリストには連続殺人事件の被害者が何人も該当しており、自分の個人情報も記載されていたー。
なんかホラー小説のおすすめで見たんですが、
サスペンス系の怖さ、チャーハンが食べられない理由に怖さみたいなものはあるけど、どのジャンルになるんだろう…?
ちょっと「自分が思ってたホラーと違う」感がある。
異様な男の住処に潜入する辺りの描写はハラハラした。
最後のは肩透かしかなぁ。もうちょっと現実味のあるどんでん返しの方が好み。 -
好みが分かれる作品。
直球な表現で内蔵をえぐられるようなグロテスクさには読むのを中断する人が多そう。
話のテンポとリズムが良く、サックリと読める。
ミステリーというよりサイコホラーな感じがする。
漫画化したら面白そう。 -
名簿屋で働く主人公はある日、自分の個人情報が詳細に記載された名簿を見つける。
巷で起きている猟奇的な連続殺人の被害者が、その名簿に載っている事に気づいたが
十四人の中の四人がすでに殺されていた。まさか次に狙われるのは自分だなんてことは…。
謎の名簿を手に入れた青年、賢さゆえ周囲に馴染めない少年、おかしな行動を取る男、と 視点が細かく変わりながら進んでいきますが終始つきまとうのは『食べる』という事。
皆が美味しそうに楽しく食事するのが理解できない、どうしても○○が食べられない、食事そのものに嫌悪感がある、などなど。
… おぞましい想像をしてしまうがそれすら作者の思惑通りなのだろう。生理的嫌悪感にゾワゾワする作品。抵抗のない方におすすめ。 -
ホラー。ミステリ。カニバリズム。
食。記憶。名簿。殺人事件。自殺。
折原と遠藤、二人の目線から交互に進む物語。
思いのほか複雑なストーリーでした。