- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048736473
作品紹介・あらすじ
中学生の頃から、映画などで人が殺されるシーンを見るたびに、「あー、ちきしょう、いいなあ、うらやましいなあ」と漠然と思っていた-「なあ、ケイスケ、人間、ほっといてもいつかは死ぬんだ。わざわざ自分から死ぬことはないんじゃないか」生きる意味を見いだせないナギハラケイスケは友人に頼まれて、老人介護施設で働き始める。そこで出会った運命の女「ちなっつぁん」(37)、彼女もまた死を望んでいた。そして、2人は「自殺を有効活用するための会」=『自殺同盟軍』を結成する。集まったのは、オジサン2人、鬱病の男子大学生、中学生の美少女、『自殺同盟軍』は6名で活動を開始する-。生きる理由はあるのか!?注目の新鋭、長編第二作。
感想・レビュー・書評
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名前が少なからずダークな作品ですね笑。
まぁ別に自殺願望はあるわけではないけれど
今の自分は生きる気力も希望もないから
(友達に貸してもらったんですけど)何となく
名前に惹かれて読んでみました。
内容は題名の割には読みやすい。
ただラストが自分的には意外な終わり方でした。
人間はよくわからないケドこの世に生を受けたら
まともな人なら死を格別考えることなく
怠惰に生きていると思う。
よく分からない「生きなくちゃいけない」みたいな使命感を背負って。
いや、こんな使命感感じてる人なんていないか笑。
ただ死ぬ理由がないから生きてるんだよね、当たり前だけど。
じゃぁ、生きている理由って何??
まぁ自分の母親がおなかを痛めて生んでくれたんだし、親に感謝して(他者に迷惑をかけたくないから)生きているっていうことも有り得るんと思います。
じゃぁもしそぉぃぅの抜きにして考えたら生きている意味って何なんでしょうか?
やっぱりそれって誰かに必要とされているとか、何か目標があるとか、一定のベクトルがあるってことなんですよね。(だから↑で書いたことは生きる意味に十分なりえる訳ですが)
だーかーらー
何が言いたいのかっていうと
今の自分に向けられるベクトルがなく
ただなりゆきで生きている気がする。
なーんの意味もなくね。
って感じで少々気分が堕ちている時に読むと
あまりいい効果が生まれないと思われます笑。
でも面白いから読んでみてください。
まとまらないけどこんな感じで。 -
04/04/2008
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一年の期限しかないと考えても、一年あるからと考えても、
ぼんやりと生きているよりは、一生懸命生きられるのかもしれません。 -
中学生のころから、映画などで人が殺されるシーンを見るたびに、「あー、ちきしょう、いいなあ、うらやましいなあ」と漠然と思っていた―「なあ、ケイスケ、人間、ほっといてもいつかは死ぬんだ。わざわざ自分から死ぬことはないんじゃないか」生きる意味を見いだせないナギハラケイスケは友人に頼まれて、老人介護施設で働き始める。そこで出会った運命の女「ちなっつぁん」(37)、彼女もまた死を望んでいた。そして、2人は「自殺を有効活用するための会」=『自殺同盟軍』を結成する。集まったのは、オジサン2人、鬱病の男子大学生、中学生の美少女、『自殺同盟軍』は6名で活動を開始する―。生きる理由はあるのか!?