- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048736534
感想・レビュー・書評
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好きなお話だったのに、なんだかすこんとストーリーが抜けてしまっている。。。
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伽羅子と離婚して、自分のアパートに戻った僕
その家にはしっぽのある女の子が…
赤いものしか食べない、
記憶をわすれてしまうその子は…
そして伽羅子は、なぜその女の子の話を聞きたがるのか?
過去と現在がうまくミックスして、どんどん読み進んでしまう、
小説でした。 -
白倉 由美は、マンガ家の時代から大好きな作家です。
最近、今まで聞いていなかったリーディングストーリーを聞く機会があって、それを聞いたとたんに読みたくなってこの本を本棚から出してきて一気読みしました。
まあ、実は作者は、性格悪いとかいろいろありますが、なんというか、そんなのこととは関係なく、この人がかく物語とか、言葉とかがものすごく好きなのです。
というか、好きなんだなぁというのを再確認しました。
しっぽのある女の子の話ということで初期の名作マンガ「彼女の海岸線」の再話なのかと思っていましたが、そうではなかったです。
でも、孤独な心に少女が住み着くというストーリーは、よく似ています。そして、「彼女の海岸線」をかいていたときよりも、テーマは、1歩進んでいます。
もう1歩、現実の側に歩いていこうとしている気がする。
宿無しミューズのお話(?)を昔どこかで聞いたことがあります。
それは、いろいろ芸術家の卵の家を渡り歩いているフーテン少女で、彼女に出会った芸術家はなぜか大成するというお話でした。
「しっぽでごめんね」は、そのミューズを手に入れた芸術家の話であり、ミューズだった少女が、生身の人間に戻る話でもあります。
この生身に戻るというのが、僕らが生きていく上で、結構、大事なことで、白倉 由美や、大塚 英志が、一生懸命にやっていることなのかなぁと思います。
夢が醒めても、その子の居場所でありたい。
そう思える強さを手に入れたい。 -
尻尾を持つ女の子の物語。内容はちょっとしたファンタジー。とりあえず切ない感じ。女の子の設定は良かった。
でも終り方がちょっと分かり辛かったのが残念。
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なんだか惜しい感じ。
世界観きらいじゃないんだけど
なんなんだろう。
もうちょっと。 -
図書館で借りたのですが、青年と少女(幼女?)、大人になりきれない大人、胸の傷、洋館、漫画家、猫…と、白倉テーストの凝縮みたいな話だな、と。<BR>
最後まで楽しく読めました☆<BR>
解ったような解らないような終わり方でしたが…。 -
しっぽのついた女の子のお話し。
この人の作品は苦手なファンタジーが多いけど好きです。 -
ちょっとファンタジー系かな??なんとも言えない感じが心の中に残ります。人によってかなり好みが分かれるような気がします。
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話しが支離滅裂?それとも、僕の読解力が猿並みだから?まぁ、後者なのでしょうね。赤いものしか口にできない女の子が登場する不思議なお話です。読み終わった後にほんのり残るものを感じました。他の人の評価が気になる作品ですね。(汗)