- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048736664
作品紹介・あらすじ
パリから、なにかが始まる-。気になるパリが見えてくる、6名の作家による、6つの物語。
感想・レビュー・書評
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パリを舞台に書かれた小説(+エッセイ)6作。狗飼恭子さんの小説が読みたくて図書館で借りた。
一番良かったのは、松本侑子さんの話。ファンタジーで雰囲気や結末がとても良かった。後は良くもなく悪くもなく…最後の唯川恵さんの小説は、なんとも後味が悪い。もやっとした気分にさせられた。
こういう小説は読み終わった後、「パリに行きたい!」と思えるものを集めるものかと思ったが、残念ながらパリに行きたい気持ちにはならなかった。ただ、一話毎に挟んであるパリの写真は素敵だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙がかわいい。
6つの短編からなる本。それぞれがパリに関する物語だが、ほぼパリとは関係ないものもあった。
盛田隆二の「心はいつもそばにいる」と松本侑子の「夜ごとの美女」が面白かった。 -
6人の作家のパリにまつわる短編集。
でも最初の話で、読むのを辞めようかと思ったけど
ごめんなさい。
私が良かったのは、盛田隆二さんの「心はいつもそばにいる」
アメリの縁の地を巡る中学生の行動力に脱帽。
その子を案内するタクシー運転手も良かった。
もう1つ松本侑子さんの「夜ごとの美女」
読んでくうちになんとなく結末はわかったけど、
ファンタジーがあってとっても素敵だった。 -
六人の作家による、パリにまつわる6つの短編集。
男女のお話が多いなか、椎名誠さんのエッセイが面白かった。
椎名さんの会社員時代の話が好きなので。
パリに行ってもシーナさんはシーナさんだった。 -
オムニバスもの。それぞれは悪くない読後感。
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あまり面白くなくて、ページが進まず読むのを辞めてしまいました。
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同時期に読んでいた「グロテスク」がヘビーな内容だったので、息抜きに同時進行で読んでいた。
パリを舞台・背景にした恋愛短編集。 -
「夜ごとの美女」がファンタジー的で良かった
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タイトルにあるように「パリ」にまつわるアンソロジー。
林真理子氏は、林真理子氏的な恋愛もの。
椎名誠氏は、小説ではなく、エッセイ。
盛田隆二氏は、夫婦、家族の物語。
松本侑子氏は、ロマンティックな切ない恋の物語。
狗飼恭子氏は、東京を舞台にした男女の話。
唯川恵氏は、カップルの探り合いがスリリングなサスペンス。
パリを舞台にしたものは、上の4つ。
一番印象的だったのは、松本侑子氏の「夜ごとの美女」。
とてもロマンティックで、パリという街だからこそ成立した作品ではないだろうか。
椎名誠氏の「パリの裸の王様」も面白かった。
ラストの唯川恵氏の「婚前」は、スリリングで面白かったのだけれど、一番最後にもってきたのが果たして相応しかったのか。
そこの順番が違ったら、全体として違う印象になったように思う。 -
狗飼さんのが良かったなぁ。