Sweet Blue Age

  • 角川書店
3.35
  • (64)
  • (160)
  • (411)
  • (39)
  • (7)
本棚登録 : 2075
感想 : 222
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736749

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2009/11/21読了
    何人かの作家の短編が集まった本は初めて読んだかも知れない。なかなか味わいが深くていいな、と思う。切り口がいろいろあって面白い。
    有川浩目当てで読んだけど、何人かいいなぁ、と思う作品があった。日向蓬の話が意外にもずんときた。匂いとか情景が何となく目に浮かんだ。坂木司、この人の話も忘れられないかも。そして森見登美彦、完成された世界観、圧巻。(展開とか組み立て方がきちんとしている感じ)

  • <内容>すべての偉大なる作品は、青春文学なのだ」
    野性時代のこの断言に感応し、七人の作家が全身でとらえた、
    甘く、憂鬱な、「あのころ」の物語。

    『あの八月の』夜の大学に忍び込む
    『クジラの彼』究極の遠距離恋愛って?
    『涙の匂い』あわいあわい初恋の日々
    『ニート・ニート・ニート』出口のみえない日々のはてに――
    『ホテルジューシー』もてあます自由とほどけない心
    『辻斬りのように』5月のある朝、彼女の中で蠢きだしたものは?
    『夜は短し歩けよ乙女』底無しの酒量とちいさな勇気を抱いて……

  • 2009年10月26日(月)読了。

    2009−106。

  • 角田さんともりみー目当てで読んだけど、なかなか面白かった。

  • 読んだことあるやつだった

  • どの作品もプロローグ的なものであったが、面白く読むことができた。
    最初は坂木司の「ホテルジューシー」が目当てであったが、やはり印象深いのは森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」である。
    個人的には有川浩の「クジラの彼」がほんわかして好きである。
    一日で読みきるのも可、一日一作品と分けて読むのも可の作品だ。

  • ・あの八月の 角田光代
    大学時代の友人と夜の大学、サークルのあった教室へ忍び込み
    昔の作った映画のメイキング映像を見るお話。

    ・クジラの彼 有川浩
    合コンで知り合った自衛隊員の彼。
    潜水艦に乗って海外での生活が多く
    携帯も繋がらず
    付き合ってるどうかすら不安になる彼女。
    この話が1番好みだった!
    潜水艦は潜るんだよ。
    沈むのは負けたときだけ。

    ・涙の匂い 日向蓬
    田舎で過ごした中学生時代の記憶。
    大人に振り回されてる子供って感じ。

    ・ニート・ニート・ニート 三羽省吾
    ニート三人の物語。
    neat neat neat

    ・ホテルジューシー 坂木司
    いまいち書き出しの部分が理解できなかった気が…
    沖縄のホテルで働く世話好きな女のコのお話。

    ・辻斬りのように 桜庭一樹
    辻斬りのように男を遊びをしたくなった、
    真面目な女のお話。
    最後には誰のかわからない子供を授かり
    学校を退職。

    ・夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
    不思議なお話。
    夜の街を回りまわって
    最終的に飲み比べをして
    借金をチャラにしてもらう。

    09'07'13

  • 読みながら、そうそうよく言ってくれましたと膝を打つ表現多し。20代って、ギラギラしてるよね。いや、していたよね。あんまりにも裸だよね。そして唯一まともだったカップルの結婚は、なぜか本人達より周りが切に願う理由もよくわかりました。

  • 青い春の痛みと甘みをみずみずしく綴った七つの物語。
    だそうです。

    青春のアンソロジーですかね。大体の方がラノベとかノベルスで見る人。
    題名以下の通り。著者は・角田光代/有川浩/日向蓮/三羽省吾/坂木司/桜庭一樹/森見登美彦

    あの八月の、/
    クジラの彼/
    涙の匂い/
    ニート・ニート・ニート/
    ホテルジューシー/
    辻斬りのように/
    夜は短し歩けよ乙女/

    表紙は綺麗です。校庭の端っこに生えてる木の木漏れ日みたい。

    若者のための作品が大半です。
    好きな作家さんが多かったので読んでみました。
    描かれる淡い思いにどきどきしたり切なくなったり。
    お勧めは『辻斬りのように』と『夜は短し歩けよ乙女』。
    この二つは後ほど著者の方々の単行本に収録されたので、どちらかと言うとアンソロより
    こちらの著者の方の個別の単行本を読む方が個人的には楽しそう。

  • 09/03/20

  • あの八月の、/角田光代 クジラの彼/有川浩 涙の匂い/日向逢 ニート・ニート・ニート/三羽省吾 ホテルジューシー/坂木司 辻斬りのように/桜庭一樹 夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

  • すごく豪華メンバー。知らない話だとホテルジューシーが良かったなあ

  • 今旬の作家たちの競演。 桜庭一樹の『辻斬りのように』や森見登見彦の『夜は短し歩けよ乙女』も入っていて、とてもお得な一冊です。

  • 「辻斬りのように」桜庭一樹

    好き。

    いきなり
    男と寝たくなって
    いっきに
    一ヶ月に
    7人の男と寝る

    最後の、7人目の
    男の人とのが
    すてきだ

    名前も知らない嘘つき男なのに
    泣いた「わたし」を
    最後ぎゅってするのは
    素敵だ

  • 角田光代さんの「あの8月の、」が最高。
    青春ってどろどろしてるのです。

    あと有川浩さんの「クジラの彼」の“潜る”についてのくだりはすきです。
    言葉のつかい方で価値観をえがきだす手法に、やられた、と悔しくなりました。
    “ぼん”みたいなカンチガイ大王ってほんとに迷惑(笑)。

  • すてきな本には素敵な作家さん。

    7人の作家さんが書いた、あの有名な話をぎゅぎゅっと一冊に濃縮(密度濃い)。


  • すでに読の作品が入っていたのは予想外

    読んでいないのでは
    角田光代「あの八月の、」が良かった

  • 青春文学です。苦手な分野でしたけど、これは楽しめました♪特に 角田光代さん、三羽省吾さん 森見登美彦さん のが面白かったです。

  • ○2008/08/06
    半分ほど知ってる名前だったし、また短編集…アンソロというのかな?を。前から順々に読んでて、ニートのとこで急に男だけの話になったからびっくりした。恋愛じゃなくて青春小説らしい。確かに青臭いっちゃそうだったか…。
    森見さんの、楽しみにしてたのに夜は短し…の1章だった。拍子抜け…。あと、気になってた桜庭さんの話が読めたので良かった。
    話として好きなのは、クジラの彼とホテルジューシーとかかな。夜は短し…は、やっぱり全編で読んでこそ面白い。あと、涙の匂いもけっこうよかった。
    ほとんどが青春を懐かしんでるよ、という書き方だったのがちょっと不服なのだけど、やっぱり青春って誰にでもあるものだっていうのがいいのかな。

  • 7/31読了。7人の作家のストーリー。貸し出し延長含め1月ほどかかって読み終えた。まぁ、まずまずでしょうか。3.5.

  • 色々な作家さんの小説を一度に読める機会、ということで手を伸ばしました。
    個人的に一番好きなストーリーだったのは、有川さんの『クジラの彼』かなあ。
    購入の決め手となった桜庭さんの『辻斬りのように』は相変わらず独特で美しい文章でしたが、内容的流れは正直「うーん」でした(^ω^;)

  • 人の作者さんによって1冊となった本です。
    有川さんがあったので借りてみたのですが『クジラの彼』でした。
    ちょっと残念〜と思いつつ、他の作者さんで好みの人いないかな? と
    楽しみながら読んでみましたw

    短編のせいか、動きのあるものはなかったです。
    ほぼ静w

    三羽省吾さんの『ニート・ニート・ニート』の主人公の友達が
    知り合いたくない人だな〜と思いつつ読んでました。
    坂木司さんの主人公には思わず納得、でした。
    定年退職した人ってこんな感じなのか、とw

    文章が好みの人はいませんでしたが
    のんびりと読ませてもらいました。
    短編が続いてるので、次は話が長いのに当たりますようにw

  • アンソロジーはいろんな作家さんを一冊で読めるからいいですね〜
    個人的には「ホテルジューシー」かな?
    あのゆるい感じが好き(あ、もしかして私って結構沖縄好きなのかも)
    次点で「夜は短し歩けよ乙女」
    飲み歩きながら一晩でいろんな人と出会っていく話
    語りの口調が文語(?)で珍しい

    この話の半分近くが各著者で単行本化されてますね

  • ■ええ、もちろんの装丁借りです。w
    角田光代程度しか知らなかったけど直木賞?の桜庭一樹とかちょっと気になってた森見登美彦とかが読めたからよかったかなー。最初の印象・10代?とか思ったけどまだまだ自分も「Sweet Blue Age」のようでよかったっす(23才ですが)

  • 豪華すぎてすごいアンソロジー

  • いろいろなストーリーが収録されていますが『クジラの彼』は秀逸!

  • “「あたしのどこが気に入ってその提案か訊いていい?」
    「クジラ」”

    ちょ、全部いいんですけどっ……!!

    有川浩「クジラの彼」
    角田光代「あの八月の、」
    坂木司「ホテルジューシー」
    桜庭一樹「辻斬りのように」
    日向蓬「涙の匂い」
    森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
    三羽省吾「ニート・ニート・ニート」

    とくにはクジラとホテルと乙女が好き。

  • 辻斬りのように男遊びがしたい、という私と同い年の主人公。その思いはとても共感できる。しかしながら、内気で臆病は私は恐ろしくてそれを実行できない。実行に移したという点で主人公を尊敬するし、その結果だれの子か分からない子を産む決意をしたことも私をびっくりさせた。

  • やっぱ有川さんと森見さんいい。読んだことあったけど。

全222件中 91 - 120件を表示

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

有川浩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×