Sweet Blue Age

  • 角川書店
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本棚登録 : 1948
レビュー : 211
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736749

感想・レビュー・書評

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  • ひと目で蜷川実花さんの作品とわかる美しい表紙。
    目次の前にはさみ込まれた
    ブルーとピンクのパステルカラーの3枚の紙も、とてもきれい。
    装丁の美しい本です。

    7つのお話が収められていますが、

    「海の底」で冷静でソツのない自衛官ぶりを見せつけた冬原が
    事件後に「異臭を放つ王子様」として彼女の前に現れ
    声を殺して泣くシーンに胸打たれる
    有川浩さんの「クジラの彼」、

    いいかげんな振る舞いやだらしない人を許せないヒロちゃんが
    沖縄の、かなり変わったホテルのバイトを通して
    少しずつ肩の力を抜き、心の凝りをほぐしていく
    坂木司さんの「ホテルジューシー」

    の2作が、やっぱり飛びぬけておもしろくて
    本棚にもうあるのに、しかももう何度も読んでいるのに
    また惹き込まれて読み耽ってしまう私でした。。。

    その他、狭いサークル内での恋愛模様が
    気恥ずかしくも懐かしい、角田光代 「あの八月の、」

    突然転校することになった田舎での生活に戸惑いながら
    大人になることの切なさを知っていく少女を描いた
    日向蓬 「涙の匂い」

    古式ゆかしい文体に、独特な諧謔を絡めて
    映像が浮かび上がるような不可思議な世界を構築した
    森見登美彦 「夜は短し歩けよ乙女」 など、

    全く作風の違う7篇、
    新しい作家さんに触れるきっかけになる1冊です。

    • まろんさん
      円軌道の外さん、こちらこそいつもありがとうございます!
      北海道育ちなので、関東の蒸し暑い夏には、毎年悩まされる私です(>_<)

      この本の7...
      円軌道の外さん、こちらこそいつもありがとうございます!
      北海道育ちなので、関東の蒸し暑い夏には、毎年悩まされる私です(>_<)

      この本の7つのお話の中では、
      有川さんと坂木さんと角田さん以外の作家さんは「初めまして♪」だったのですが
      作家紹介の欄で、
      どちらかというと官能的な表現が得意と書かれていた日向蓬さんの作品が、
      予想外に(?)中学生を瑞々しく描いていて
      他の作品も読んでみたくなりました。

      ミュージシャンと小説のコラボというと
      小川洋子さんが、佐野元春の10曲をテーマに書いた短編集
      『アンジェリーナ』っていうのがありましたね(*^_^*)
      2012/07/05
    • 円軌道の外さん

      あっ、そっかぁ〜
      まろんさんは北海道やったんスよね(笑)
      自分一昨年の7月に
      半袖のポロシャツに
      短パンで
      富良野行ったら
      ...

      あっ、そっかぁ〜
      まろんさんは北海道やったんスよね(笑)
      自分一昨年の7月に
      半袖のポロシャツに
      短パンで
      富良野行ったら
      向こうは最高気温が16℃しかなくて(笑)
      寒くて寒くて
      もうずっと震えてましたよ(泣)(>_<)

      ほんで大阪帰ってきたら
      35℃!!

      同じ日本で
      これだけ気温差があるって
      日本ってやっぱ
      縦に長いんやって
      実感しましたよ…(笑)


      あっ、『アンジェリーナ』は
      つい最近ブクログの友達に教えてもらって
      めっちゃ気になってたところなんです!(笑)(^O^)

      まろんさんはもう読みました?

      小川さんも
      佐野さんのかなりのファンらしいっスよね♪
      (それ知って、かなり小川さんを好きになりました笑)

      2012/07/10
    • まろんさん
      そうなのです!
      北海道と関東・関西は、気候的に2カ月くらいの温度差があるのです(>_<)
      だって、7月や8月でも、おじいちゃんおばあちゃんの...
      そうなのです!
      北海道と関東・関西は、気候的に2カ月くらいの温度差があるのです(>_<)
      だって、7月や8月でも、おじいちゃんおばあちゃんの家とかでは
      朝晩ストーブ焚いてましたもの!

      『アンジェリーナ』は、本棚にあります♪
      小川さんの普段の作風だと、
      まさか佐野元春が好きだとは思ってもみなかったので
      本をみつけたときは、かなりびっくりしました(笑)
      2012/07/10
  • 甘くてほろ苦い青春短編小説集。
    表紙の写真がとても綺麗だと思ったら、蜷川実花さんのものだそうです。どおりで!

    「クジラの彼」は恋愛ものとして好きですが、「ホテルジューシー」はヒロちゃんの心情に惹きつけられました。

  • 角田光代「あの八月の、」 有川浩「クジラの彼」
    日向蓬「涙の匂い」 三羽省吾「ニート、ニート、ニート」
    坂木司「ホテルジューシー」 桜庭一樹「辻斬りのように」
    森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
    7人による青春文学ベストトラック集。

    「クジラの彼」を読みたくて、図書館から借りた。
    他は読んだものがあったので、サッと読み。

    「クジラの彼」読んだら、涙がぼわ~~~~~止まらない…。どうしよう。。。
    切ない。胸くるしい。。。
    恋をしていた頃?を思い出して、痛いほどだった。
    今は失くしたナツカシイ感覚だ。
    で、速攻で中古の文庫を(クジラの彼)買いに行った。


    あと桜庭さんは文章が美しくて…いつどこで読んでも素敵。

    「辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。ある朝とつぜんに。そして五月雨に打たれるように濡れそぼってこころのかたちを変えてしまいたいな。」

    で、
    もう…いちころ。


    坂木さんの「ホテルジューシー」登場人物がみんな曲者で面白い。
    さすが坂木さん。オーナー代理を見ていると、「和菓子のアン」の
    椿店長を思い出してしまった。さりげなく推理(養蜂家)が入っているところが、またいいな。

    「ニート、ニート、ニート」は青臭い高校生時代を思い出した。
    「夜は短し恋せよ乙女」はちょっと苦手だった。

  • 短編集。
    「クジラの彼」は前に読んでたけど、再読でも最高。こんな出会い、こんなカップル素敵~

  • 大好きな有川先生の名前があったので手に取りました。
    「クジラの彼」、とっても良かったです。。既刊「海の底」の番外編なので、本編を読んでからだとより楽しめると思います。
    他にも著名な作家さんの個性の違う作品に出会うことができて、とても豪華な一冊だと思います。
    この本で角田光代さんの作品も初めて読むことができてうれしいです。読みやすい文で、青春時代から大人になる感情の機微が描かれた「あの八月の、」。心に染みます。他作品も読もうと思ったきっかけになりました。
    森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」は既に単行本で読了済みでしたが、ちょっとエキセントリックでとぼけていてとても可愛らしいお話です。

  • クジラの彼が読めただけで儲けたって感じ。
    知らなかった作家さんに出会えたりするのがいいなと思う。

  • 文芸からライトノベルまでそれぞれのジャンルでいま一番の輝きを放つ七人の作家が全身でとらえた
    甘く憂鬱な「あのころ」の物語。

    『あの八月の』30前の女性二人が夜の大学に忍び込み映研サークルで撮った映画のメイキングビデオを見ながら
           当時を思い出す。というお話。(角田光代)
    『クジラの彼』究極の遠距離恋愛って?海の底の裏側の物語(有川浩)
    『涙の匂い』東北の田舎に左遷になった父親について転校したものの、なかなか馴染めない少女の話。
          不器用な少年に対する、少女の淡い恋心が繊細というよりはリアルに描かれていている(日向蓬)
    『ニート・ニート・ニート』ただなんとなく仕事を辞めてしまったタカシ。仕事もしないで女のところを転々とするレンチ。
                 有名大学を中退してひきこもりになってしまったキノブーの3人が乗る車。「厭世フレーバー」
                 ニートそのものを書くのではなくニートに至る心理の流れを環状線で表現(三羽省吾)
    『ホテルジューシー』兄弟の世話ばかり焼いていた女子大生が、ぽっかりと出来た「自分の時間」を持て余し
              沖縄のホテルでリゾートバイトをする話(坂木司)
    『辻斬りのように』25歳小学校教師の私。5月のある朝突然辻斬りのように男遊びをしたいと思う。
             唐突に始まる主人公の女性の破壊願望にも似た性への衝動が最後の最後で一つの恋に収束する(桜庭一樹)
    『夜は短し歩けよ乙女』底なしの酒のみの”彼女”が、伝説の酒「偽電気ブラン」を求めて夜の街をひたすらに歩み進み
               さまざまな人たちで出会い、酒を飲む話であり、徐々に物語がファンタジーの様相さえ見せ始め、
               お祭のように心浮き立つざわめきの中、なお美しくも軽やかに歩き続けるお話。(森見登美彦)

  • オムニバス短編。
    有川浩さんと角田光代さんに惹かれて手に取りました。

    しかし「クジラの彼」と「夜は短し歩けよ乙女」はこれに収められてるんですね。
    知りませんでした。

  • 短編集
    1.『あの八月の』 角田 光代
    2.『クジラの彼』 有川 浩
    3.『涙の匂い』 日向 蓬
    4.『ニート・ニート・ニート』 三羽 省吾
    5.『ホテルジューシー』 坂木 司
    6.『辻斬りのように』 桜庭 一樹
    7.『夜は短し歩けよ乙女』 森見 登美彦

    1,2,4,6を読む。
    5,7は既読。

  • いろいろな作家の短編作。大好きな角田作品もあり。
    忘れられない思いって誰にでもあるんだろうな。
    今、話題の有川浩の作品も初読み。『クジラの彼』キュンキュン
    した。恋をしている時の胸キュンさとせつなさでページがどんどん進んだ1冊。

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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