りはめより100倍恐ろしい

著者 :
  • 角川書店
3.02
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本棚登録 : 168
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736794

作品紹介・あらすじ

「いじり」と「いじめ」は一文字違うだけだが、100倍恐ろしい。巧妙、かつ陰湿に仕掛けられる、学生生活のおとし穴。中学時代"いじられ"続けた羽柴典孝は、高校では、おな中の一城の協力もあって、いじる側にまわれたのだが-。第1回野性時代青春文学大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 「いじりといじめの違いが、後半ごっちゃになってる」ってな意見を目にしますが、木堂さんは文中の定義に従ってきっちり区別してます。そして、若さがまぶしい文体と、圧倒的なユーモア。お笑いにも造詣が深い方だと感じました。なかなか良い本ですよ。

  • タイトルのセンスが素晴らしい。
    斎藤環氏の本で紹介されていたので読んでみた。

    学生時代を思い出して冷や冷やした。
    いじめといじりの違いの話や、登場人物の心理戦がテンポよくリアルに描かれて最後までひきこまれた。
    どこからが伏線?もしかしてナガさんが助けてくれたところ?
    その後の高校生活どうなったんでしょう。

  • 男子の人間関係って女子よりさばさばしてるって幻想を打ち砕かれた・・・・

  • この本を読んで、いじめといじりって、同じじゃないのかなぁって思った。

  •  いじめなんかよりいじりのほうが全然怖いと思う。一文字違うだけだが、りはめより100倍恐ろしい。どちらも地獄なのだが、両者には決定的な差異がある。
    (P.36)

  • なんかリアル(°□°)

  • 初読みの作家さんです。読み終わったところに現役高校生と書いてあってびっくり。へー、若いんだね。そのことを知ってもなるほどねと思えるほどの粗末な文章力ではなくて、驚きました。読みやすくて、面白かったのであっという間に読んでしまいました。1日で読んでしまう本は最近なかったんじゃないかな。途中のいじられる様子にはかなり胸が痛みましたが、これが実情なのかなとも思います。今は親の立場で見てしまうけれど、もしも自分が高校生だったら自分はどの子だったのかな。そんなことを考えたりもしながら読んでいました。ハッシーはいじられることになっちゃうのかな。確かに小賢しいところもあるけれど、もういいんじゃないの?と思うのは甘すぎる?


    ハッシーの心の叫びがとてもリアルで面白かったです。この年代に芽生えるプライドは親を頼れる人として認識してくれないのかなーと寂しくもなりましたが。

  • 10年02月
    あーやだ!!やだやだ!!!って思いながら読んじゃった自分もちょっとやだ!
    こういうの読んだらしばらくもやもやしてしまう…よね……

  • 題名についてはなるほど!という感じ。
    「いじり」と「いじめ」は微妙な違いだが、確かに「いじり」の方がなまじ人気者扱いされるぶん恐ろしいのかもしれないと思った。

    主人公の心理戦というか、いじられないように色々と考えていることは面白い。
    また周りの少年たちの言動が現役高校生の作品らしく非常にリアル。だからこそ少年たちの怖さが際立つ。
    また文章のなかに擬態語が繰り返されるのが主人公の堂々巡りする心理とかさなって、より主人公の気持ちが分かる。(擬態語が繰り返されて読みにくいという感もあったが)


    内容全体としては賛否両論あると思う。
    私は途中から「いじり」の域を超えて、題名の本来の意味を失ったと感じた。
    「いじめ」ではなく「いじり」の恐ろしさを描くはずが、私には「いじりが行き過ぎるといじめになるから恐ろしい」というように捕らえられた。
    またラストに救いがないのが個人的には難点。なにもそこまで!
    もし現実がこうなら学校には行きたくない。

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