- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048736848
感想・レビュー・書評
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長期政権となった家斉の時代。元々は同じ家であった二つの藩にまつわる事件に揺り動かされる青年たち。
面子というあまりに、つまらないことで命をかけねばならない理不尽。平穏な長い時代だけに、命を張ることの、緊迫感も無くなった時代。
町家の跡取り娘と、全国の放浪の旅をする修行僧とのふれあい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初・宇江佐真理
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こういう時代モノって
去年、篤姫を見なければ絶対に読まなかった。
篤姫サマのおかげで読書の幅が広がりましたよ。
時代モノって人情が描かれてるから、読んでて気分が良い。
人情って今の時代では浮くような言葉だけど。
ひとりの若侍が町娘に恋をしたり
藩の命令で仇討ちをしたりする話。
生まれた時代に、人っていうか地球上の生命は
みんな翻弄されるんですね。あなうらめし。 -
この岡っ引き,どこかで出てきたような,と思ったら「銀の雨」でした。あのゆた坊がねえ,とちょっと感慨にふけりました。
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再読。ハッピーエンドでひと安心。
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仙石藩士の刑部小十郎は,特にこれといった取り柄もないが,
ある任務を命じられ,市中の長屋に住むことになる。
任務は,忠臣蔵みたいな内容なのだが,忠臣蔵に比べるとずいぶんしょぼいし,
本人も緊迫感がない。
そんな小十郎の話。
主人公の小十郎は成り行きで変なプロジェクトに関わってしまったサラリーマンのようで,
親近感を抱くし,同情するのだが,
それでこの結末は,ちょっと都合が良すぎる気がする。
読んでいる間はおもしろいんだけど,
後でよくよく考えると,なんだか納得できなくなってくる。 -
「銀の雨」の紅塵堂のゆたちゃんが出てきます!相変わらず小気味よく、でも娘さんらしくなったなぁと思いました。宇江佐さんで登場人物が繋がってるのは珍しいような気がするなぁ。
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刺客の助っ人にしては心もとない。実父の家老がそのような命を下すのも解せない。終章に説明あり、ばたばたと結末へ。
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小十郎が大人になっていく話かな話が無難すぎて、すっと読めるけど後何も残らず。ちょっと物足りない