モドキ

  • 角川書店
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本棚登録 : 85
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736893

作品紹介・あらすじ

世界には、特別な人とそうじゃない人がいる。特別な人だけが輝いて、愛されて、記憶される。でも、そうじゃない人は…?郊外のマンションに暮らす主婦が覗いたウェブサイト。そこに掲載されていた写真の中のミニチュアの女性は、自分とそっくりの顔をしていた。これは偶然?それとも…。密かに売買されるその人間もどきを巡り、切なく危うい物語が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 温かい話を探してのジャケ借りだったので
    期待の裏切られ方は衝撃だった。
    小さくて不完全なコピーを増殖させるウイルス。
    この描写がなんともえぐい…
    結局この後どうなってしまうのだろう。

  • 三日月堂以外のほしおさん作品を、初めて読んでみました。
    まさかのホラー系。不気味な世界観。
    小さなコピー人間のような人間形のモノがウヨウヨしているのを想像したら、植物が繁茂するのが怖い研究者と同じようにゾッとしてしまいました。
    手乗り少女を愛でる作品は、内田春菊の『南くんの恋人』以来ですが、あれはどこか倒錯した悲しい物語でした。
    この作品に登場する手乗り少女は、生物ですらない寄生ウイルス。
    たった一人の憧れの少女「あみ」を手乗りサイズにするために狂った青年松永の所業が、いつか地球生物を滅ぼすことになる。

  • 活版印刷三日月堂の作者さんだったので、違う作品も読んでみたくて。カバーを見て、ほのぼのとした話かなぁと想像してたらまったく違った。人間モドキとかイヤだ。ちょっと気持ち悪い話でした・・・。

  • 【あらすじ】
    世界には、特別な人とそうじゃない人がいる。特別な人だけが輝いて、愛されて、記憶される。でも、そうじゃない人は…?郊外のマンションに暮らす主婦が覗いたウェブサイト。そこに掲載されていた写真の中のミニチュアの女性は、自分とそっくりの顔をしていた。これは偶然?それとも…。密かに売買されるその人間もどきを巡り、切なく危うい物語が始まる。

    【感想】
    わけがわからなかくて、でも怖くて、こんなことってありえるの?って思った。でも、昨今科学技術が発達しているから、こんなことも近い将来起こりうるのかな、と思って、ちょっと鳥肌が立った。

  • 2013/10/07
    移動中

  • 自分が自分と思っている自分は本当に自分なのだろうか?

    遺伝子に影響しミニチュア化するウイルス。
    自分のカラダからにょきっとキノコのようなものが生え、
    自分モドキのミニチュアが次々と生まれてくる。
    3人の主要人物それぞれの立場の話が順にテンポよく語られていく。過去を交えながら。
    推理小説の楽しみとカルトな怖さがある。

    むかしの妖怪アニメのネタにも似たようなものがあったような。
    妖怪人間ベムにちょうど合ってそう。
    だいたいあれは、どこの国だったんだろう。東欧のどこかのイメージだ。
    チェコとかユーゴとか。
    今あんな、カルトなアニメは承認されないだろうが、混沌としたストーリーでいて、
    意外にも冷静で謙虚な彼ら。
    最終回も燃える古い屋敷の中で自害してしまう。
    そして三本指の骨が見つかるという、なんとも渋いエンディング。

  • 怖い、怖い、限りなく怖い。
    ホラーじゃないのに何この恐ろしさ!
    今さらだけど、表紙のミニチュアの可愛い絵にこの字体の題名で気が付けばよかった。
    人間の欲って破壊にまで及ぶんですね。

  • あたしはマツナガのことが好きだったのかもしれない。好きじゃないまでも、嫌いじゃなかった。今までただひとり、マツナガといるのだけは苦痛じゃなかった。少なくても。

  • 切なくも暖かい恋愛小説なのかなと最初の16ページで思い大学の研究棟のシーンでミステリーなのかなと思い、AIWが出てきた辺りでホラーなのかなと思い、読み終わってどれにも当てはまらないジャンルわけが難しいお話かなと思いました。マツナガとミナミカワさんの奇妙なビジネス関係は普通に好き。だからこの二人だけに関したら切ない恋愛小説なのかもしれない。大学の研究棟と現在の時間軸が平行してるのかなと勝手に思っていたので、そのトリックには感服。1つだけ疑問、結局亀井さんは本物の藤谷あみだったのかどうか。今乗っているバスの運転手がモドキでないことを祈りながら。

  • 発想は面白いのに文章力がひどい。

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著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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