イレギュラー

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 182
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736909

感想・レビュー・書評

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  • 「厭世フレーバー」に惹かれてこちらも読むことに。熱くて冷めててやっぱり熱い子供たちの描き方、ありえなさとリアリティの程よいミックス、話のクールな運び、マンガチックなキャラクター造形や笑わせ方がうまい。
    一気に読んで読後感爽やか〜

    「実力が拮抗してる場合に出るメンタル面の差は、過去に乗り越えたものの大きさという。」

    「イレギュラーではボールデッドにならないこと。
    どこかにあたって痛がっていようか、呆然と立ち尽くしていようが、プレーは継続されるということだ。」

  • 野球にあまり興味はないけど、青春小説として楽しめました。描写もよく、全般的に読む前の印象より大分上でした。

  • 2008/10/6 読了
    331ページ

    水害で村を逃れ町の廃校になった小学校で生活する蜷村の人たち。
    グランドがなく練習も出来ない蜷高の野球部の面々はナンパに喧嘩にくすぶる毎日。
    そんな蜷高にグランドを貸してくれると名乗り出た名門K高野球部。
    そこには、K高監督の意外な思惑があった。

    とても爽やかな読後感の高校野球小説。
    ガチガチのスポーツ小説ではなく、高校生独特のノリや熱さがあって、引き込まれる。

    2006年の夏の甲子園を思い出した。
    読んでると蜷高が八重山商工のように思えてくる。
    とても、熱くなった。

  • プレイしているときの、体の動きの表現がとてもていねいに書かれていて、その部分は読みいってしまった。

    水害にみまわれた村の人たちの絶望感を想像するに大きすぎて、この軽い文体には違和感を感じた。

    野球用語が章のタイトルとなっていて、野球と関係ない話とのダブルミーニングになっている工夫はおもしろかった。

  • 『太陽がイッパイいっぱい』『厭世フレーバー』の三羽省吾が描く、ダメダメ野球部のむやみに熱い青春ストーリー。

  • 水害に見舞われた村から町の仮設住宅へ避難している高校野球部の少年達が、町の高校の野球部と合同で練習を始める。

    被災した人々の苦悩、過去のイレギュラー、甲子園を目指す高校球児たちの生き生きとした姿など、読みやすく描かれていました。

  • 村が水害に遭い、グラウンドを使えなくなった蜷谷高校の素質は全国レベル態度はメジャーレベルの剛速球投手のコーキがひょんなことから名門野球部のK高と合同練習をする事で、ダメダメ野球部の蜷谷高もK高野球部も変化していく。その様がおもしろくキャラクターも魅力的に描かれていてよかった。

  • 災害に見舞われた村の高校生たちが、甲子園出場校のグランドを借りて練習に励む青春ストーリー。野球のしっかりとした知識が上塗りされてるから、そこそこ専門的なところまで描写されている。そのことが、ほんの少しだけ、本当にちょっぴりね、浅い青春物語からこの作品を乖離させている。いやまあでも楽しい。読んでいて楽しい。ただそれだけの本だけど、ただそれだけでいいときってあるじゃない。

  • 2013/12 野球映画でありがちなストーリーでした。よくあるタイプな小説でしたが、それなりに楽しめたかな。

  • いろんな要素が入ってて、気分が良くなるドラマです。

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著者プロフィール

1969年、岡山県生まれ。2002年『太陽がイッパイいっぱい』で第8回小説新潮長編新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『イレギュラー』『厭世フレーバー』『タチコギ』『公園で逢いましょう』『JUNK』などがある。

「2017年 『泥棒役者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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