145gの孤独

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 167
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736923

作品紹介・あらすじ

プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添うことになる倉沢。その仕事が終わるや、またも彼女から「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。不審に思った倉沢は…。情感豊かな筆致で綴りあげた、ハートウォーミング・ミステリ。第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。

感想・レビュー・書評

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  • 145gのボールに纏わるライトでユーモラスでちょっとミステリアスなノベルですね♪ 今まで読んだ伊岡さんの小説と違った感覚を味わいながら読了しました。球界で嘱望されているサウスポーが1球の致命的なデッドボールにより最多三振奪取王から最多ホームラン配給王になり球界を去り今や便利屋稼業に身をやつす。しかも請け負い内容が何だか納得行かない事が多過ぎるという設定が面白い。最後にはとって置きの左手まで傷つけられてしまうけどハートウォームなエンディングでほっこりさせられました♪

  • 今ひとつパンチが足りてなく、インパクトに欠けている。キャラクターも複数登場するがどの人物もパッとせず、自分とは合わなかった。

  • 口を開けば冗談しか出てこない倉沢さんが最初ウザく感じましたが次第に印象が変わっていき、冗談が出ないと寂しくなるまでになりました。軽妙な会話でテンポよく、様々なテーマが織り込まれておりひきこまれました。倉沢さん自身は望んでいないでしょうが、続編があったら嬉しいなぁ…


  • プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。
    その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。
    そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。
    それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。
    不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添うことになる倉沢。
    その仕事が終わるや、またも彼女から「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。
    不審に思った倉沢は…。
    (アマゾンより引用)

    お兄さん(名前忘れた)は、そういうことだったのかー。
    この作家さん好きだけど、今まで読んだ話よりはパンチがかけてたなぁ

  • 血なまぐささが無くて、飄々とした語り口で、ウィットに富んだ会話で、駄目な感じの男なのになぜか女性にもててしまう。洞察力は化け物クラスなのでちょっとしたヒントから謎を解いてしまう。うーんどこかで・・・どこかで・・・と思っていたら。あ!樋口有介じゃん!
    悪くなかったのですが、書いている作者の意図が透けて見える感じがして冷めたのも事実。色々な魅力的な舞台装置を準備しては見たものの、うまい事組みあがらなかったという感じでしょうか。なんだか惜しいなあという感じでした。

  • 女性、シングルマザーが生きていくのは大変だなと思った。今、主人公が翠の身辺調査をしているところ。この先が楽しみ。第一章を、読み終えました。
    一章一話みたいです。主人公に引き込まれないのでここで読了。

  • 死球でバッターに重症を負わせたピッチャーが、野球を辞めてそのバッターと妹と3人で便利屋をやる話。
    途中でいろんな伏線が明らかになっていったけど、どれも意外で驚いた。
    面白かった。

  •  連作で、ぼやけた人間関係が少しずつ明かされていきます。相変わらず主人公はふざけ過ぎですが、彼が抱えている残酷な問題とのバランスなのか?いい人が多すぎるのも現実感がないような。
     一話一話がさくっと読めるので通勤や隙間時間にお勧めです。読後感はものすごくいいです。

  • 2014/04/21
    移動中

  • 一つの話が長く引き伸ばしている気がした。読んでる途中で気持ちがだれたような。。。もう少し短い方が、テンポが良くて飽きずに読めると思う。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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