ほどけるとける

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 257
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736961

感想・レビュー・書評

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  • 他の方のレビューで知ったのだけれど、
    『戦友の恋』
    という本も読んだら良さそうだ。
    登場人物の漫画家佐紀さんが主人公らしい。


    少しちぐはぐな感じがしたけれど、
    読み終え、改めて表紙の題字を見ると、
    「嗚呼、そうだよなー。ほどけてとけたなぁ。よかったなぁ。」
    と心から思う。

    読書の良い瞬間のひとつ。

  • 「戦友の恋」に出てくる銭湯とこのヤンキー崩れ的な女の子、美和ちゃんが主人公の小説。「戦友の恋」と時系列的には並行して進んでおり、先に向こうを読んでいれば「あぁ、このシーンこうやってんなぁ」とか別視点で見る事のできる面白さも味わえる。

    が、この本の真骨頂はなんとなくふわふわと、でも少々の焦燥感をもって生きる若い娘が、それでも一生懸命考えて感じて生きて…ついには路を見つける描写が読めること。

    自分探しの旅なんて、探しに行ってもあるかどうかは分からない。一生懸命生きていること、そのものが自分を形成していくのだなぁ…と、挑むも逃げるも良くも悪くも全て自分を形成していくんだなぁと思う。

  • 自分のやりたいことって何だろう??
    誰しも問い掛けることになる、まっすぐな問題。

  • 私はやりたいことが見つかっても実力と見合わず、違和感を感じながら歳をとり、死んでいくので、主人公は運が良い、羨ましい。

  • 銭湯の娘が高校中退して、やりたいことを探す日常。マッサージに繋げるのは前置きがなさすぎて少し強引な気がしたけれど・・。主人公の顔色が進むにつれてどんどん良くなるのは、読んでいて感じました。ステキ。

  • 高校を中退した主人公が、祖父の経営する銭湯でアルバイトをしながら、将来に向かって歩みを進め出す話。
    やりたいことが見つからず、何となく毎日を過ごす。しかしこれではいけないとも思う。
    そんな主人公のもやもやともつれた心を、周囲の人々が解いていく。

    気になる人は立体に浮き出て見える。と表現されているのが好き。
    弟が「知恵と勇気」があればいい。と励ますのも好き。
    何となく、根拠はないが、読んだ後は優しい気持ちになれる。

  • 高校を辞めて祖父の経営する銭湯でバイトする主人公ちゃんの物語。ほんとタイトル通り、とけるようにさらさらと読めるお話でした。
     人って自由になりたがるけどいざ本当に自由になるとなににすがればいいかわからなくなるもんだなと思いました。いろんな人と出会ってしたいことみつかってよかった。主人公ちゃん。

  • 2016.10.16
    高校中退したぼんやりした女の子
    なんとなく、希望を見出す。
    さらりと書かれていて、ふう、という読後感

  • 高校を中退した女の子がおじいちゃんの銭湯で働きながらなんとなくやりたいことを見つける話。嫌いではない。

  • こんな日常が送れたらいいな。ふわふわと。季節が変わったーと思いながら。

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著者プロフィール

大島真寿美(おおしま ますみ)
1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。2014年『あなたの本当の人生は』で第152回直木賞候補に。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』『モモコとうさぎ』など。『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞を受賞。

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