ほどけるとける

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 283
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736961

感想・レビュー・書評

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  • 自分のやりたいことって何だろう??
    誰しも問い掛けることになる、まっすぐな問題。

  • 私はやりたいことが見つかっても実力と見合わず、違和感を感じながら歳をとり、死んでいくので、主人公は運が良い、羨ましい。

  • 高校を辞めて祖父の経営する銭湯でバイトする主人公ちゃんの物語。ほんとタイトル通り、とけるようにさらさらと読めるお話でした。
     人って自由になりたがるけどいざ本当に自由になるとなににすがればいいかわからなくなるもんだなと思いました。いろんな人と出会ってしたいことみつかってよかった。主人公ちゃん。

  • 高校を辞めたらすっきりするはずが、何やら悶々としている。
    仕事を辞めた現在の自分に重なって苦笑。

  • 人間関係に嫌気がさして突然高校を中退してしまった女の子。やりたいことも見つからず、バイトも長続きしない。先の見えない日々を送る彼女が、最後の砦として、小さい頃から馴染んだ祖父の営むお風呂屋でバイトを始める。
    お風呂屋に出入りする色々な人達との関わりを通して、少しずつ前を向いて歩き出す様が、サラッと書かれる。
    現実はこんなに甘くないだろう…と思いつつも、不器用で軽はずみで危なっかしい彼女が、自分の居場所を見つけていって、ホッとした。

  • 進路に悩む主人公と自分が重なり、「一生どこへも行けない気がして」という発言や、弟の「短気は損気なんだ」の一言が刺さりました。

    最終的に、自然と自分の道を決めて進む主人公。周りが賛成とも反対ともつかぬ中、決断した勇気がうらやましいです。

  • ひとつの事が嫌になると全部が絡まりあって嫌になるということで高校をやめた主人公の気持ちがよく分かりました。彼女がやりたいと思えることを見つけられてよかったです。

  • 見失って、迷って、探して、足掻いて、見つける。
    そういう話はたくさん読んできたけれど、そのプロセスをここまで自然に紡ぐなんて。
    短めだからと侮ることなかれ。
    この物語、思いがけず上質である。

  • 高校中退から、新たなやりたいことを見つけるまでの人生が描かれていて、個人的に心に染みた。

  • このての話しははいりこめない。2020.1.22

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著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』など。2019年『妹背山婦女庭 魂結び』で直木賞を受賞。

「2021年 『モモコとうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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