- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048737029
作品紹介・あらすじ
時は元禄15年、泰平の世。父親の仇討ちのため、信州松本から江戸に出てきた青木宗左衛門。実はこの若侍、剣の腕がからきしダメなへっぴり侍だった!貧しいながらも愉快に暮らす長屋仲間のペースにすっかり巻き込まれ、3年の月日が流れたが、仇討ちなんて夢のまた夢…。赤穂浪士の仇討ちともビミョーに絡み合い、事態は思わぬ方向へ。さて、宗左衛門の仇討ちの行方や、いかに?弱い。貧しい。逃げ足速い。そんなへっぴり侍と愛すべき仲間たちの泣き笑いをたっぷりと。痛快仇討ちエンターテイメント小説の誕生だ。
感想・レビュー・書評
-
映像を観る感じの文章って感じた。
話の内容より。
DVDで観たせいなのかもしれないけど。
なんとなく表面を撫でていったようなー。
そこから読み取る力が僕にないだけかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仇討ちする事になった剣術苦手のおさむらいさんが、江戸の長屋での人情にふれ、闘わずして生きることに気がつく。
登場人物が多くついていけない。映画の後付けでの小説化。ストーリーが流れていくのだが、映像化されてないと人物の識別に苦労する。映画は見てないてすが、映画で見たいお話でした。なんか、役者さんがイキイキと動き回りそうです。 -
内容、というよりも文章が読みづらかったです。
映画→本だからかなぁ。 -
映画だな。
映画のシーンが想像できる書き方。
よいお話でした。
どんどん、長屋の人たちが好きになっていきます。 -
映画が期待以上に面白かったのを思い出し、こちらも読んでみました。
映画で「ん?」と思っていた点が小説を読んで理解出来たので、もう一度映画を観てみようと思いました。
こんなお侍さんが居てもいい。遺言だったとしても仇討ちだけが親孝行じゃないよね。 -
映画を観ないで読みました。
宗の人柄には好感がもてますがまさか最後まで斬りあうシーンのない時代劇だとは思っていませんでした。
ただハッピーエンドでしたので読後感はすっきりしています。 -
「当たりめえだろ。夜中に寝込み襲ってんだぞ。しかも大勢でよってたかって隠居した爺さんひとり殺してんだ。卑怯にもほどがあるじゃねえか」<BR>「誰も知らない」の是枝監督の映画原作本。時代物エンターテインメントとしてごく普通に楽しめてしまうが、よくよく考えると深い。上記の四十六士に対する台詞で何となくクリスティの「オリエント急行」を思い出してしまった。
-
時代物…。