新帝都物語 維新国生み篇

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (726ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737159

感想・レビュー・書評

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  • むつかしい(-。-;

  • 『帝都物語』を読んでいないのに、先にこちらを読んでしまった。

    荒俣氏の文化、歴史への造詣の深さがふんだんに使われていて、薀蓄を読むのが楽しかった。
    しかし肝心の戦いの方はどうも入り込めず…なぜだろう。分かりやすい悪役過ぎるのかしら。

    新撰組と陰陽師という組み合わせが面白い。
    好きなものを詰め込んだ、という感じがする。

  • 加藤の執念に脱帽。
    やっぱり好きですわ、加藤。
    このあと帝都物語に続くんだろうなあ・・・

  • 魔人加藤再び、というか時系列的には前なのか。
    読み始めてからこの前に「帝都幻談」があったことを知る。
    「新撰組血風録」「燃えよ剣」あたりからずっと好きだった土方副長がますます好きになりました。
    最後までかっこいいぜ。

  • 加藤重兵衛保憲・・・魔人のルーツ?
    幕末、まさに官軍に攻め追い立てられる
    旧幕府軍、中でも喧嘩上等の土方歳三
    まさに死に場所を探す戦

    しかし、物語は怪人加藤がかき回す
    前作(未読)帝都幻談で平田篤胤と戦い
    今回は婿養子、平田銕胤と戦う

    元々の話・・・忘れてしまった(笑)
    20年以上前だよね?

    追記 7年後に再読・・・適度に忘れているので
    何回も楽しめるww

  • 帯表
    500万部突破の大ベストセラー、再始動。
    魔人・加藤が幕末の日本を揺るがす!
    帯背
    伝説の大ベストセラー再始動
    帯裏
    魔人・加藤vs新撰組。
    鬼才・荒俣宏の膨大な知識と叡智が、幕末に新たな光を当てる!
     会津若松近くの古寺・慧日寺。この寺に隠されていた寺宝の物差「瑠璃尺」が奪われた。瑠璃尺は、古より「国生み」に使われてきた伝説の神器である。この物差を使えば、日本の都を変え、国の形を変えることさえできると伝えられていた。
     瑠璃尺を奪ったのは、妖術を巧みに操り、「ドーマンセーマン」の護符を身につけた不気味な旗本・加藤重兵衛保憲。加藤は瑠璃尺を用いて日本を破壊し、自らの手で怨霊たちによる新たな幕府を生み出そうと画策していた!
     平将門の末裔である平田篤胤の娘・おちょうと新撰組の土方歳三、そして全国の平田篤胤門下生たちが、加藤の野望を阻止せんと立ち上がった。戦いの場は江戸を離れ、みちのく、そして蝦夷地・箱館の五稜郭へ−!

  • さてさてお楽しみのお時間ですよ.フジモリの仲間ってわけでもないがアラマタの帝都物語である.話は例によって例の如く,日本破壊を企てる怪人加藤とオカルティストたちとのサイキック・バトルなわけで,既に十八番となっている安心感がある.

    一方,私にとっては安心感があるが一般読者にとってはどうかと思われるのが,ピタゴラスやフィボナッチ数列などの (神秘)幾何学がストーリの軸になっていることで,つまり私はデザイナーだから,ピタゴラス三角形による空間分割の原則や,アルベルティによる人体プロポーションとプラトン幾何学の合一論などは,学校で最初に習うイロハのようなもので非常に馴染み易いのだが,幾何学音痴の多かろう所謂「文系」の人にはどう読まれるのだろうか.

  • 帝都物語ボーナスで+1点。帝都物語シリーズじゃなかったら3かな。

    仮説が先にあって、それに当てはめたお話作りになっている。そのせいか、物語が冗長で、なんだか退屈なところが多い。高橋克彦や井沢元彦が同じような書き方をしたときよりかはずいぶんましだけど。

    魔人加藤も、なんだか普通の人っぽくなって(旧帝都物語ではもっと泰然としていたような)、魅力減少。

    帝都物語シリーズは「帝都物語」と2つの外伝くらいまでは面白かったけど、それ以外はダメかも。まあ、旧作が書かれてから20年も経っているからね。

    あと「帝都物語」が作品として発売されている世界を描いた作品も読んだことがある。タイトルなんだったっけな。

  • たまたま本屋さんで目に留め、10年くらい前に文庫で帝都物語を読んだのを思い出し購入。

    読んでる途中で、帝都幻談というこの本のちょっと前の時代を描いた本が出版されていたことを知る。

    本が非常に分厚く、電車に乗りながら読んだけど手が疲れるので長時間読めないのが難点。

    かばんが重くなり、この本だけでかばんを大きく占拠してしまいます。

    それでも厚さの割には軽い部類には入るかと思います。

    内容は非常に面白い。歴史好きじゃないとちょっとわかりにくい内容。

    この小説は絶対この人しか書けないだろうなって読みながら思いました。

  • 陰陽師の話も新選組も好きなので、それが一緒に出てきて結構良かった。けど同じとこをぐるぐる回ってるようで後半読みにくい感じだった。斉藤さんはどうなったんですかー…。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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