町医北村宗哲

著者 :
  • KADOKAWA
3.35
  • (3)
  • (6)
  • (12)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 48
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737173

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • さすが佐藤雅美!と、思うようなストーリー展開。
    妾腹ではありながら、奥医師の息子として生まれる。
    少年時代までは、医学館に通い勉学を真面目にこなしていたが、奥医師の父親が亡くなってから、運命が激変する。

    家を飛び出しヤクザの世話になり、そこの息子とのいざこざで、命をつけ狙われるようにも。

    長年のそうした暮らしに区切りをつけ、町医者になり、
    今ではそこそこ評判の医師に。

    そこには医学館当時から仲が良かった医師仲間や幼馴染などにも支えられ、今は真っ当な暮らしをしている。

    が、切符がよく気持ちも良い男伊達な北村宗哲。
    なんやかやと、頼りにされる。。。

    次々とエピソードが解かれるシリーズ最初の一冊は、
    北村宗哲の生まれ、育ち、悩みなど様々な事件を通して、
    人となりがわかる仕立てになっている。

  • 町医と言っても勝手に名乗っているのもいるし、ちゃんと学んだ人もいるわけで、見分けるのは難しいのかな?

  • 江戸の方とは思えません。

  • 過去を持つ、厄介事が持ち込まれる町医宋哲。江戸時代の医者関係に詳しいが、途中例えに振り回されて本編が、意味わからなくなるところがあった。

  • 「啓順」ものの続きかと思われるが,決定的に違うことがひとつ。啓順の聖天松の息子殺しは冤罪だけど,宗哲は本当にやってる。こういう設定にしたかったので,別シリーズにしたのか?

  • 今回のは捕り物ではなく、臑に傷のある町医者さまのお話。
    昔々のお薬や医者に纏わる話も出てきて面白かったわ〜

  • 北村宗哲・・・妾の子としてではあるが
    医学館で学んだが治(診察)にいたる前に
    父親が死亡し、義理の兄から放逐され博徒
    になるが、ひょんなことで親分の息子を殺
    害して追われる身が16年・・・反撃して
    江戸で医院をひらき10年、知人の奥医師
    や、親分をやっつけるときに協力した顔役
    とも五分の付き合い
    面倒なことが次々と飛び込んでくる

    このシリーズは面白い!

  • 昔の治療法、民間療法の蘊蓄が面白い。赤ひげ先生的な主人公のキャラが面白かった。

  • 啓順あらため宗哲センセー。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

佐藤 雅美(さとう・まさよし)
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。デビュー作『大君の通貨』で第四回新田次郎文学賞を受賞。1994年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する。著作に『御奉行の頭の火照り 物書同心居眠り紋蔵』『頼みある仲の酒宴かな 縮尻鏡三郎』『関所破り定次郎目籠のお練り 八州廻り桑山十兵衛』『知の巨人 荻生徂徠伝』などがある。2019年7月逝去。

「2021年 『恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤雅美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×