- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048737197
作品紹介・あらすじ
内戦下の近未来の日本。常陸軍・孤児部隊を指揮する佐々木海人の友情、愛情、成長を描く。
感想・レビュー・書評
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前半ダルすぎて読むのやめようかと何度も思った。
後半で何とか盛り返したので、
下巻を読もうか悩み中。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙は潜伏時の俊哉で合ってるのかしら(トマト持ってるし)女の報道官いいキャラだなー。関東や中部の地理に明るくないのでだいたいこの辺?とか考えながら読みました。下巻はどうなるんだろ...長電話組...。
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性的マイノリティへの差別から、思わぬ戦友の裏切り。
動揺が広がる中、軍の組織や集団の秩序を守る為には、示しを付けなければならない時がある。
そこに個人の心情で干渉することは許されない。
そして彼等が戦場で生きる以上、それは命取りになるものだ。
最後まで自分を貫いた俊哉と、冷徹であろうと努力する海人。
生きる為の冷然な強さは、いつか幸せを呼ぶのだろうか。 -
シリーズ3部作の2作目と知らず読んでしまいました…。ちゃんと1作目を読まないとついていけないなーと痛感しました。
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また少し失速してきました。
どこかで加速しないかなぁ。 -
作品の紹介
『裸者と裸者』に続く、著者最高傑作の長編シリーズ第2弾
内戦下の近未来の日本。常陸軍・孤児部隊を指揮する佐々木海人の友情、愛情、成長を描く。
応化十六年。内戦下の日本。佐々木海人大佐は孤児部隊の二十歳の司令官。いつのまにか押し出されて、ふと背後を振り返ると、自分に忠誠を誓う三千五百人の孤児兵が隊列を組んでいた。そして、戦争を継続させているシステムを破壊するため、少女だけのマフィア・グループ、パンプキン・ガールズをつくり、欲望と感情の赴くままに世渡りをしていく月田椿子。少年少女の一大叙事詩。 -
戦争・経済・ジェンダー… 何のために戦う?生きるため。では生きるために、何に心を賭ける?愛すること、誰を?夢見ること、何を?切ない怒りと悲しい憎しみが突き刺さって、いつまでもとれない。
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孤児部隊の司令官として強大な力を手に入れ、九竜シティを統治した海人だったが、戦局は次々と変化し、彼に安息を許さない。
利権、主義の対立。差別と裏切り。マイノリティーを一掃しようとする集団と、対抗する集団。
混沌とした世界を、海人は、椿子は生きる。
あまりにも簡単に人が死に、破壊されるのに、渇いた筆致はさらりとしていて重さを感じない。残虐な世界はフィクションであることがはっきりしていて、その前提がそのままエンターテイメントの力になっている。