天下布武(下) 夢どの与一郎

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737289

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  • 信長と細川忠興を中心とした歴史小説と言いたいが、底の浅い時代娯楽小説。阿部龍太郎は、けっこう面白い視点で歴史を描くんだが、俗っぽく膨らませて荒唐無稽となる。じゃ、それだけ楽しめるかとなると、すべてが中途半端でうんざりする。司馬遼太郎と柴田錬三郎、山手樹一郎に学研の伝記文庫を混ぜた感じ。郷土作家なんだけど・・もう読書対象から外します。

  • ポルトガルがスペインに降り、信長はイエズス会と組みスペインを後ろ盾とする毛利・足利義昭を攻め、早くに天下布武を成し遂げ、スペインに対抗すべく躁と鬱を繰り返す。こうした止観もあるだろうが、秀吉、家康に至る非キリスト経政策をしても、欧州列強の恐怖にさらされまで250年太平の世となった。

著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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