僕たちは歩かない

著者 :
  • 角川書店
3.16
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本棚登録 : 257
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737357

感想・レビュー・書評

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  • YAコーナーで紹介されていて、無意識に何度も手に取ってしまうので
    これは「読め!」という本棚の神からの
    メッセージなんだろうか?と思い、借りて読みました。

    途中まではインスピレーションで無限の可能性が広がる若者の
    お話や、異次元厨房ファンタジーかな?と思っていましたが

    後半は意外な世界観になり
    銀河鉄道の夜っぽい展開で・・・、ページ数が
    少ないせいもあり、あっという間に読破しました。
    ちょっぴり春樹ワールドっぽい感じもしました。
    少ないページで話しが完結するので、びっくり。
    シュミレーションRPGみたいな感じ。


    自分の世界や、この世界に正しい答えなんてなくて
    道は一つでなく、たくさんの可能性があふれている・・・
    んだよ。
    インスピレーションにさえも囚われるな
    (インスピレーションに囚われる=冥界や煉獄?)

    というメッセージがあるように感じました。
    挿絵がきれいで楽しめました♪


    古川さんの作品はこれが初めてで、他にも気になる本が
    あるので、これを機に手に取ってみようかな、と思う。

    電車に乗っていて風景がどんどん流れる、疾走感がいつまでも残るような
    不思議な読み心地です。
    =26時間制の異次元・東京のお話=

    『僕たちは歩かない』
    そして立ちどまらない、『走り続ける』・・・みたいなそんな感じ。

    • vilureefさん
      こんにちは。

      まっき~♪さん、スランプ脱出したのでしょうか?
      古川さんを読めるなんてすごいです!!
      私は「ベルカ・・・」で挫折しそれっきり...
      こんにちは。

      まっき~♪さん、スランプ脱出したのでしょうか?
      古川さんを読めるなんてすごいです!!
      私は「ベルカ・・・」で挫折しそれっきりです(^^;)
      もうちんぷんかんぷんで全くついていけませんでした。

      まっき~♪さんのレビューを読んで、チャレンジしてみようかなという気になりました。
      がんばります(^_-)
      2013/07/15
    • まっきーさん
      vilureefさんへ

      こんにちはー。

      まだ読む気が起こらないから、たぶんお休み期間なんでしょうね・・・(^^ゞ

      本をあまり読まない...
      vilureefさんへ

      こんにちはー。

      まだ読む気が起こらないから、たぶんお休み期間なんでしょうね・・・(^^ゞ

      本をあまり読まないというのも、悪くないもんだな~とマンガを読んだりして、のんびりしてます♪

      古川さん、初だったのですが、『感覚的』「感性派的」な作家さんなのかな?・・・と思いました。

      他の作品知らないし(タイトルは知ってますが・・・)結構独特な世界観でした。
      「銀河鉄道の夜」あまり好きじゃないけど、まるで「銀河鉄道の夜」みたいな感じでした。

      ページ数少ないし、私にも読めたので vilureefさんも大丈夫だと思いますよ♪

      「ベルカ~」とか「サウンドトラック」読んでみたいなぁ~と思いますが、評価が分かれているから、いつも迷って読まないでいます(^^ゞ

      この本、挿絵がとてもきれいでしたよん(o^∀^)


      2013/07/15
  • さらりと掌を流れていくような文体で書かれた詩的な小説。類を見ない、今まで手にしたことのない新しい世界観が描かれていて、流れるように進んでいくストーリーの中に優しさと切なさが詰まっています。
    特に難解な言葉で綴られているわけでも、癖のある言いまわしをしているわけでもないのに、本全体に漂う雰囲気が独特。簡単に読めてしまうと思いきや、この本の世界を理解するのは意外にも奥深く、シンプルなのに底の見えないところが魅力です。薄い=単純、シンプル、読みやすい、という先入観は一気に覆される。抽象的で水彩画のような物語。

  • 一瞬だった。
    一瞬で走り抜けて、あとかたもなく消えてしまう。
    静かな雪の夜を疾走する電車。
    優しくてまろやかでリズミカルな言葉の連なりに、みるみる、持ってかれた。
    軽いの、速いの、せつないの。

    ファンタジー っていうのかな。こういうの。
    不思議ちゃんな作品。
    普段は読まない苦手ジャンルなんだけど、装丁が好きで手にとった。
    結果、成功。好きです。

  • やっぱりこの古川さんが好きだー☆
    東京がもうひとつ(あるいは二つ三つ、)あるってファンタジーがまず好き。死者の東京に向かうとことかわくわくする。
    ただ、物語が浅くて安直な感じはするなあ。せっかくの魅力的な設定、もっと膨らませたら面白かったのになーて気はちょっとする。

  •  作者である古川日出男さんの作風は、言葉が疾走しているとよく形容されている。言葉が疾走するとはどうゆうことなのだろう?
    確かに鋭利な言葉の槍のようなもので貫く、そういった感覚は少なからずある。何度も何度もその槍に貫かれると、身体が麻痺し、やがて身体を蝕まれる。少しずつ少しずつ侵食されていく。そして彼の中毒になる。彼の言葉のはじわりじわりと自分の世界に引き込んで離さない中毒性がアル。そして野望がある。
     
    26時間の東京と同じように。

  • 日常から2時間だけ多い26時間の東京に行くことができるコック達の物語。
    とても暖かい作品だと思う。
    尊敬しあえる関係が凄く羨ましく思えて読みながら顔がほころんだ。

    僕が読んだ古川さんの作品の中ではゆったりしていたのにもかかわらずさらっと読み終えてしまった。
    古川さんのスピード感は疾走感だけではないんだと感動した。

  • 青春ファンタジー。少し不思議の意味のSF。
    100ページほどで、イラストもあり、ほぼ短編作品くらいの分量。
    序盤はほのぼの。中盤から一気に冒険ものに。
    苦手な作家さんと思っていたけど、なかなか楽しめた!

  • 不思議な世界観。

  • 26時間制のあちら側の東京に行ってギリギリまで時間を使って生きたい。

  • 人数さえ特定されない一人称「僕たち」は、26時間の東京や、もうひとつふたつの東京の曖昧さにふさわしい存在だ。まるでフルネームを持ったせいで、ホリミナだけ、明確に冥界に居場所を固定されてしまったみたいだ。

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著者プロフィール

1966年生まれ。98年『13』で作家デビュー。『アラビアの夜の種族』で推協賞、日本SF大賞、『LOVE』で三島賞、『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞。最新作は『ミライミライ』。

「2018年 『作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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