僕たちは歩かない

著者 :
  • KADOKAWA
3.15
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本棚登録 : 267
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737357

感想・レビュー・書評

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  • めずらしく落ちついた作品(古川日出男にしては)だけど温かく包み込むような優しさに満ちている。
    もう一つの東京で誰であるかをお互いに知らないのに料理の腕を磨きあうというストーリーは、
    現実ではつながりの見えない社会にはどこかしらつながりあえる場所があることを教えてくれる。

  • 初めて読んだ古川日出男の作品。
    独特のリズムに最初はなかなかついていけないかんじがしたけど、慣れるとしばらくハマりました。
    なんていうか、その山手線のほんのちょっとの隙間を見つけて、26時間制の東京にふらっと行けてしまいそうな気になります。

  • 何気なく手に取った本だったのに。

  • 時間の感覚とか、ひととのであいとか、料理のあり方とか、山手線とか、なんでこんなに心にくるのかしら。
    これを読みながらうっかり山の手を一周してしまったのはここだけのお話です。

著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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