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- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048737357
感想・レビュー・書評
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めずらしく落ちついた作品(古川日出男にしては)だけど温かく包み込むような優しさに満ちている。
もう一つの東京で誰であるかをお互いに知らないのに料理の腕を磨きあうというストーリーは、
現実ではつながりの見えない社会にはどこかしらつながりあえる場所があることを教えてくれる。
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初めて読んだ古川日出男の作品。
独特のリズムに最初はなかなかついていけないかんじがしたけど、慣れるとしばらくハマりました。
なんていうか、その山手線のほんのちょっとの隙間を見つけて、26時間制の東京にふらっと行けてしまいそうな気になります。 -
何気なく手に取った本だったのに。
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時間の感覚とか、ひととのであいとか、料理のあり方とか、山手線とか、なんでこんなに心にくるのかしら。
これを読みながらうっかり山の手を一周してしまったのはここだけのお話です。