クジラの彼

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  • 角川書店
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レビュー : 1073
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737432

感想・レビュー・書評

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  • 自衛隊物ベタ甘短編第一弾。

    先に第二弾を読んでいたので、ようやく読めたという感じ。
    いやいや、かなりベタ甘でした。
    これを読んで、ふと「そっか、海の底は未読だった!」と気付いてみたり。
    スピンアウトが2作あったのでまた図書館で見つけた時借りなくては。

    個人的にはやっぱり最後の「ファイターパイロットの君」かな。
    「空の中」は一番最初に読んだ有川作品だったけど
    この二人のその後が見られるなんて幸せー!!
    光稀って名前繋がりじゃないけど…これがもし実写化されるんだったら
    真矢みきさんがいいなー。設定年齢よりちょっと高めになっちゃうけどー
    でも十分お綺麗だし!なんかあのツンデレ具合がはまりそう!!
    なーんてね。高巳は誰がいいかちょっと思い浮かばないけど…。
    まぁそれは仮定の話。

    仮にも出産経験があるので、こういう話は泣けます。
    娘のために頑張るママ。飛んだ中で一番好きな空の色は、茜色。
    ファイターパイロットである君が好きなんだ、なんて最高の殺し文句だよね。
    普通の奥さんになりたくてもなれないジレンマとか、
    義両親からの圧力、何よりも娘と接する時間の少なさは
    本当に辛いと思う。でも、絶対絶対茜ちゃんは分かってくれる。
    空飛んでるママは世界一カッコイイって思ってくれる。
    そんなモノを持ってる女性ってちょっと羨ましいな。
    もちろん、ものすごくものすごく、努力が必要なことなんだろうけど。

    後は表題作の「クジラの彼」もすごく好き。
    しかし、潜水艦て“沈む”って言う?
    自分だったらどう言うかなー?と思った時、ものすごくフツーに

    『潜水艦は“潜水”する』

    じゃないか?と思ったんだけど。え、どうなんだろ。
    少なくとも“沈む”って表現は使わないと思うんだけどなー。
    スキューバダイビングだって潜る、でしょー。
    彼らの説明どおり沈む時は沈没以外ありえないって。うん。

    好きになったのがクジラに乗ってる彼で、彼がクジラに乗ってる彼だからこそ
    自分は今みたいに好きになれたって自覚するところで泣きそうになりました。
    こういう葛藤って、海自の人との恋愛に間違いなく訪れるんだろな。
    好きだけじゃ辛くなるってのも分かるけど、それでも。
    絶対に好きじゃなきゃ続けられないよ。

    他にも自衛隊ならでは、のエピソード満載で
    これはもしかして一般人より関係者の方が楽しめるのか?なんて思ったりするけど
    やっぱり、有川作品を読むと、恋がしたくなります。

  • 自衛官のベタ甘恋愛。かなり甘い、少女小説のような恋愛ばかりですが、くどすぎなくて微笑ましいです。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_eac6.html

  • きゅんきゅんきゅん!!
    自衛官さんたちがテーマの恋愛モノ短編集。自衛隊、って僕ら一般人からみたらすごい非日常なのに、ほのぼのとした日常オーラがとても素敵。
    はじめは普通の女の子が主人公でとっつきやすく、じんわりじんわり自衛隊ネタがこゆくなっていて馴染みやすい、とゆう。うまいなー。
    キャラクターも魅力的。すごい普通、具合がいい。
    久々の自分的ヒット。

    活字きゅん、大事大事!

  • 2012.11.20読了

  • やはり恋愛モノは有川さん!今回も素敵でした!!!

    言われてみたかったり、されてみたい言動が盛りだくさんで、キュンキュン(^^)

    最初のクジラの彼がいちばん好きかな。

  • 「空の中」と「海の底」のスピンオフ
    両方を読んだ直後に読んだので、大満足の一言!
    相変わらずのこっちが恥ずかしくなるような、ベタ甘!すがすがしいほどのベタ甘!ごちそうさまでした。

  • 有川浩は恋愛小説が得意らしい。
    らしい、と推測なのは、私がまだ彼女の恋愛小説を読んだことがないから。

    これまでに読んだ本の中に恋愛は少しは出てきていたが、メインではなかった。

    それで、今回は彼女の得意な恋愛小説も読んでみた。

    ら。

    ・・・・・すっごい、よかった!!

    特に、表題作の「クジラの彼」。読みながら、不覚にも涙が。遠距離恋愛の辛さを、よくぞここまで緻密に描けるなあと感心した。

    遠距離恋愛中二人の仲が、現状よりもう少しステップアップしただけの話ではあるんだけど、たったそれだけの内容に胸がきゅ〜〜〜んとなった。また、読後感がすっごくよかった。

    読み終わって、「ああ、よかった」って思った。「この二人には、幸せになってほしいなあ」とも思った。・・・ら。

    「有能な彼女」の中で、クジラの彼の二人が再登場して、どうやら二人は結婚し、子供もできた様子。

    有川浩、いいわ〜〜。まだ若い娘さんのようだけど(多分私より年下だよね)、すっごくいい!(あとでぐぐったら、作者有川浩様は私より年上だった。年下と勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしい)。

    あとがきに書いてあった彼女のお勧め恋愛小説が、もろ私とかぶっていて、どおりでと思った。

    新井素子に赤毛のアン、足長おじさんは何回読み返したことがあるか知れないくらい好きなので(妖精作戦だけ知らなかった。嬉しい。早速探して読んでみよう)。

    次は、クジラの彼の原作らしい「海の底」を読もうかな。

  • クジラの彼

  • 「海の底」「空の中」の番外編も含めた自衛隊恋愛モノ短編作。

    ・クジラの彼
    ・ロールアウト
    ・国防レンアイ
    ・有能な彼女
    ・脱柵エレジー
    ・ファイターパイロットの君


    自衛隊員との、または同士との恋愛のきっかけはちょっと変わったもので、グッと引きつけられて読んでしまいます。

    「海の底」に出てくる潜水艦乗りの冬原二尉と夏木二尉の恋や、「空の中」に出てくる女性パイロット・武田光稀とメーカー技術者・春名高巳との恋の行方など、自衛隊三部作を愛読した人には堪らない一冊。

  • 自衛隊恋愛物語である。短編で読みやすいです。ところどころ専門用語が入ってきてそういうものかと流して読みましたが、任務のために音信不通になるなど普通とは違う切ない状況を生んでいます。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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