チョコレートゴシップ

著者 :
  • 角川書店
3.43
  • (8)
  • (11)
  • (32)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 101
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737593

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一人称が「ボク」の四人が繰り広げる報われない恋の物語。全てが尖っていて、鋭利な刃物のように無垢な心を切りつけてくる。ゲイ、女装趣味、彫り師、レズビアンへの恋、とバラエティに富んだ物語が掌編によって繋がっている。東雲侑子シリーズから森橋ビンゴを知った新参者だけれど、この人の物語はいつも痛くて淡い。一般に移っても年齢が変わるだけで、物語性は変わらないのだな。そこがまた、美しい。

  • 著者略歴を見て、

    「ライトノベル界でもっとも注目すべき」

    と書いてあるのを見て、

    うっ、失敗したか!?

    と思いましたが。
    これはこれで良かったです。
    確かにラノベっぽい文体かもしれないけれど。

    なんか、ラノベって書いてあったからか、そういう眼鏡でしか見られなかったんですが、(いや、別にラノベはラノベで良いと思うけれど。なんだろう・・・ハードカバーでは読みたくないのかな?よくわかんない複雑なこの気持ち←ちょっとラノベっぽくない、この言葉達w)

    そう!
    ずらずら書いてあって、重要なこともそうでないことも一緒くたになってて美しくない!

    ・・・そんな話はどうでもよく。
    えー、短編集なのですが、どの話も割りと好きでした。
    なんか、全部寂しく切なくなるのだけれど。
    この人が女性視点で書いたらどうなるのかなー?と思いました。
    いわゆる「ヘタレ」な男が主人公の話ばかりです。
    みんな女に振り回されている・・・

  • ボクは女の子と出逢い別れるたびにチョコレートケーキを焼く。だからこの物語はボクが4人の女の子とどう出逢い、そしてどんなチョコレートケーキを作るか、というお話なんだ。
    -----
    ライトノベル発の甘くて苦い、恋物語。
    タイトルと装丁に惹かれて読んだけれど、作者の青さが出ててちょっと読むのにしんどかった作品。

    ライトノベルの上っ面感はあるけど、
    ワクワクドキドキ感は少なめで、
    かといって、小説ならではの繊細さは少なくて。
    技巧をこねくりまわしてる感じが、ちょっと残念。

    ネタや素材はよかったんだけどな。
    この作者があと何十年かしたら、もっと作風が変わるのかしら。

  • 最初のお話がすき。あんなの理想論だろうけど、三人でずっと一緒ってすごくすてき。だからちょっと切なかった。
    最後の砂緒の話も、ヒロインが魅力的。
    こういうちょっと消化不良感のある話はあんまりだけど、良かった。
    他の本も読みたい。

  • いろいろ普通じゃない。けど、普通だ。おかしくなんかない。
    そんな短編集。恋愛系というかぶっちゃけ変態系?
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-196.html

  • デザインは良かった記憶。

  • 丸くはない 4つの恋のお話
    変態たちのお話

    どこまでもどこまでも
    どうしようもない人間は
    個人的にとても愛おしいなぁと再確認してしまった

    だいすき この作品





    チョコレートケーキ作りたい
    悲しい出来事があった日には

  • 最初と最後の話が好き。

  • さくさく読める。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2002年にファミ通文庫でデビュー。主な著作に『三月、七日。』シリーズ、『東雲侑子』シリーズ(ファミ通文庫)。『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオの他、漫画原作も手がける。

「2016年 『この恋と、その未来。 ―三年目 そして― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森橋ビンゴの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×