感傷コンパス

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 76
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737760

感想・レビュー・書評

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  • 戦後、大学を卒業したばかりの女の先生が
    色々大変なことはあるけれど
    田舎の学校で、がんばって行く話。

  • 主軸とは別に、生徒それぞれのエピソードが章の最後に組み込まれていてそこが好きでした。

  • 田舎の小学校に赴任した新人教師の話。
    静かにたんたんとした感じ。
    生徒1人1人を深く掘り下げてくのかと思ったら、そうでもなかった。。

  • 先日読んだ新聞によると、本作がかなりの国語の教科書に載っているらしい。 そういう先入観をもって読むと、たしかに教科書向きだ。 舞台は田舎の分校。新任教師と子どもの交流。いかにもだ。 もちろん多島が書くのだから、面白いに決まってるんだけど、 別に多島じゃなくても書ける小説だと思う。 最後に多島らしい仕掛けがあるかなぁと思ったら、何もなかったし。 ちょっとキャラの描き込みが足りないのも気になった。 (雰囲気は「不思議島」と似てたな) こういうノンジャンル系もいいんだけど、 もうミステリとかスリラーを書く気はないのかな。

  • この作者の「症例A」がおもしろかったから読んでみたけど、
    サスペンス的要素は特になく、
    戦後日本の田舎の小学校に赴任した新人教師の話だった。
    主人公の頑固な感じが好きじゃなかった。

  • 読んで良かった。ほのぼのとした展開に和みつつ、最後少し泣けた。
    「症例A」より読み易かった。と思う。

  • ■分け入った山里の木洩れ日のなかで、手のひらの方位磁針がそっと行く先を指し示す。遠い日の子どもごころを呼び覚ます、せつなく、いとおしい物語。入魂の書きおろし最新作

    ■■優しいお話でした。だけど少し哀しくて愛おしい。特になにか大きな盛り上がりや事件があるというわけじゃないのですが、新任教師が緑深い山里の子ども達と心を通わせていく姿が、とても柔らかくて優しいと感じました。大人って、理不尽だなぁ。

  • 1955年頃の三重県の山奥の新米小学校教師と生徒たちの話。
    取り立てて大きな事件が起こることもなく、静かに物語は進む。
    でも、子供たちを描くその目線が、とても温かい。
    まわりの大人たちにもいろいろ事情があったり、子供たちにも様々な葛藤があったり、きっともっと深く掘り下げて書こうとすれば、もっともっと膨らませられるストーリーなのだろう。でも、私はこの、そっと手を添えるような描き方が好きだ。
    子供たちを本当に愛おしく思わせてくれる、この静かな世界が多島氏の作品の醍醐味なんじゃないかと思う。

    房代が幼い弟妹の面倒をみるシーン、千津世先生をみんなで見送るシーン、山奥の小屋で朱根が思いを告白するシーンがいい。

    失踪した多島氏のその後を思いながら、何気なく図書館で手にしたが、せつなくて、いとおしい、思いのほか素敵なお話だった。
    多島先生、どうされているのだろう。

  • 1960年代の地方教師もの。
    田舎のほのぼのとしてる雰囲気だけど少し重い話。
    もうちょっと他の生徒も掘り下げて欲しかった。

  • 2010/9/24読了。

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著者プロフィール

1948年生まれ。広告ディレクターを経て、1985年『〈移情閣〉ゲーム』でデビュー。おもな著書に『症例A』『離愁』など。丹念な取材と計算しつくした文章で、一作ごとにまったく異なる世界を緻密に描きだし、本読みを中心に高い支持を得る

「2016年 『感傷コンパス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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