クレイジーボーイズ

  • 角川書店 (2007年7月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784048737876

作品紹介・あらすじ

水素自動車の普及を可能にする画期的な発明をした父が何者かに殺された。それもゲイ・プレイの痕跡を残すむごたらしい姿で。父は特許の帰属を巡って所属していた会社と争っていた。哲治は父の死の真相を追う。

みんなの感想まとめ

特許を巡る殺人事件を軸にした物語は、父の不可解な死を追う主人公の哲治が織りなす緊迫感あふれる展開を描いています。水素自動車の発明を巡る争いが、日米の利権を絡めて描かれ、読者に深い考察を促します。前半は...

感想・レビュー・書評

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  • 『朝倉恭介シリーズ』を彷彿させる派手な展開、斬新な犯行の仕掛け、そして抜群のリーダビリティ。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou8510.html

  • 水素自動車の特許係争中の父親が殺された――考え得る最悪の方法で。父を殺したのは、そして、係争の行方は。日米を股にかけて争いが始まる。
    青色発光ダイオードの特許問題等をベースに物語を水素自動車に移して描かれており、水素自動車とオイルマネーの利権について少し考えさせられる。
    作者は180㎝前後で「細マッチョ」に何かコンプレックスでもあるのではないかと思えてくるのは私だけか。

  • 初めての楡作品。一気読みしましたよ。単純に面白かったです。でも何か全体にギクシャク感が…否めない。
    7年前位の作品ですが、再来年には水素自動車市販され、水素ステーションのインフラ整備も進めようという現在においては、物語の根幹の現実感が今ひとつ。それにいくら7年前とはいえISDNは無いんじゃないかな。
    それでも、他の楡作品も読んでみようか、という気にはさせてもらえました。

  • アッー!
    厚さの割にすんなり読めた。厚いのもグダグダ長い株式の説明や同じことを別の場所で説明するためだから、上手に読めばすぐに読み終えられる。ストーリーもめでたしめでたしで安心出来る。息抜き用にちょうどいい。
    ただしアッー!

  • サンフランシスコに行って見たいなぁと思い抱かされ読み始めるとそこから何やら特許問題が絡んだ事件が巻き起こってしまう。

    事件追求の中で舞台は
    ITバブル崩壊後に「ゲイ」の街になったカストロに。
    ゲイ、レズが集まる解放区カストロのフォルサム・ストリート。
    (この存在に驚き、世界にも驚いた)

    前半部分、アンダーグラウンド的な物語で惹きこまれつつも
    若干盛り上がれなかったです。
    全体を通してみますと、まずまずなんではないかと思います。


    「えっ!!
     そんなに若かったのかっ!!?」と。

  • まあまあのボリュームでしたが飽きることなく読み切れたので、内容は面白かったです。
    ラストへ向かう展開の中で意外性のある事実が出てきたものの、それが却って意外性のないラストに収めてしまったように感じてしまいました。
    可もなく不可もなく、といったところです。

    著者の作品は初めてでしたが、他のレビューなどを見る限りは、著者の作品の中でも評判はあまり高くない模様。評価の高い、他の作品を改めて読んでみます。

  • どうしてああいう設定にしなければならなかったのかという部分が冒頭にあったが、詳しい内容はあまり気にしないようにして展開そのものは楽しめた。

  • 現代版、父の敵討ち。
    ありえないはなしも著者が書くとリアルに感じる。
    舞台がアメリカということもあり、ゲイの話は自然の
    ようにも感じられた。

  • あっという間に読んだ。アメリカの光景が目に浮かぶし、最後はスカッとした。やっぱりメジャーはこんな感じか?

  • 楡周平さんの作品は、「いかにもこんなことが起こったらどうしよう」と「こんなのってありえない!」の間を揺れながら読みますが、この作品は後者の色が強かったです。
    「ゲイ」という、ちょっと未知の世界をからめながら、特許開発にからむ人間の欲、日米の考え方や慣習のちがい、そしてアクション映画のようなドキドキハラハラの部分もあり、もりだくさんで楽しめました。
    フィクションとしてエンターテイメント性は大きいですけど、個人的には、もっと現実的にありそう、と思えるジャンルが好みです。

  • あまり予備知識の無いまま読んで、読了後紹介文を読んで納得。
    携帯小説だったらこの展開しかないな〜というもの。

    最初は、あの訴訟に設定が似ているな〜と読んでいたら、ありえない展開がいっぱい。
    技術者として特許の行方はとても気になる内容だったのに。
    残念でなりません。
    それが、上記の感想につながります。

    う〜ん、って感じです。
    最後の終わりは、ありえない。
    ちょっと残念な感じでした。

  • テツーーーー!!おもしろかった・・・・テツよかったね、って思っちゃうのはだめだろうか?被害者で加害者の場合難しいな。でもテツは大好きです

  • エコを唱えるその隣りで、オイルマネーに群がる国がある。

      (ま、アメリカですけどね。)

    石油にとって代わるエネルギー源が発明されたとしたら・・・

    それを阻止するため、企業ぐるみで殺人まで犯してしまう、というブラックな話。

      (水素って本当に石油の代わりになり得るのかしら。)



    設定はタイムリーでおもしろいけどウーン

    楡周平、焼きがまわったか?

    もう、いろいろ盛り込みすぎ!

    ドラッグ、ゲイ、TOB(株の公開買い付け)、敵対的買収、マスコミ報道のあり方

    そして最後に少年法。

    そりゃないだろう。というオチのつけ方で。

    だって、銃を改良して社長をおどし、最初は頭脳戦術で攻めたかと思うと

    最終的には下半身に辱めを与えるという猟奇的な反抗を行ったのが、

    全て中学生のしわざだったとは、どうも納得できない。

    マスコミを利用することも、株のからくりを読むことも子供にゃ無理でしょう。

    しかも自信満々で居丈高だった社長が、下半身への攻め技によって

    あっけなくも落ちてしまうという安易さ。



    楡周平、ほれぼれするような小説も書くのになぁ。

    特に「Cの福音」に登場する悪のヒーロー朝倉恭介シリーズには

    かなりしびれました。

    朝倉恭介よ、カムバック・トゥー・ミー

  • 父が何者かに殺された。サンフランシスコの海岸で無惨な姿で発見されたのだ。父は、水素自動車を普及させるための画期的な燃料タンクを開発し、その特許の帰属を巡って、かつて勤務していた日本の会社と法廷で争っていた。特許権が父に帰属すると認定されれば、継承者の哲治には莫大な金が転がり込む。悲しみを振り払い、哲治は真相解明に乗り出してゆく。だが、事件の背景には日米を股にかけた巨大な黒い影が蠢いていた。

    最初のほうは結構描写がグロいというか、リアルというかでちょっと嫌な感じだったのですが、だんだんと展開が進むにつれて面白くなっていきました。ただ、舞台設定がアメリカで、専門用語なんかが出てきたのがちょっとわかりにくかったかな・・・。現実にこういう技術があるのかどうかは知りませんが、ないのならいつか実現するといいと思います。

  • ちょっと切れが戻ったか。

  • これもコンゲームのジャンルの本なのかしら。中盤から終盤にかけてストーリーに引き込まれるように一気に読んでしまいました。主人公がどこにでもいそうな青年で、感情移入しやすかったです。面白かったです。

  • 『Cの福音』でデビューし、朝倉恭介シリーズで一世を風靡した(と私は思っている)楡周平の最新作。<br><br>

    この頃、楡さんの作品は流通業界をネタにした物が多かったが、この作品はネタとしては水素自動車というまさに今の時事ネタを扱った作品になっています。<br><br>

    さて、この作品は本当に善悪がしっかりしておりハッキリ言って作品に驚きも何も無い、でも出来としては悪くない作品に仕上がっている。

  • 水素自動車関連の画期的な発明に対する特許にまつわる話。利害と損害が絡みあい、事件が勃発する。
    実際に特許にまつわる同様の裁判も起こっており、フィクションと一言では言い切れないものも感じる。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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