夜明けの縁をさ迷う人々

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737920

感想・レビュー・書評

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  • 少し不思議で、たまに温かく、たまにひやっとする短編集。

    「大人に内緒で何か悪事を企てているのでは、あるいは、大人に言えない悩みを抱えているのでは、などと余計な気を回さないところが、シッターさんのシッターさんらしい点だった。誰にだってその人なりの事情がある。それが彼女の信条だった。」(134ページ)

  • 短編集ですが妙にグロく、現実から少しずれたところを書いているといった印象。

  • 不思議なお話。ちょっと暗めのお話が多い印象

  • だいぶきつかった。ページが終わっても話が続いてる感じがすごくて、え、続きは…?みたいな。自分の中で終わることができないからか、もやもやしてしまって。あと表現がすごくて、ぞわぞわしてた。合わないのかなぁ…。

  • 途中で脱落。。

  • 小川洋子らしい閉塞感と湿度。
    さらっと読める。

  • 短編集の中から印象的だったものだけ。

    イービーのかなわぬ望み
    猫を抱いて~の原案と思われる。
    視点が本人じゃないけど。
    割と好きだった。

    涙売り
    この無国籍感とラストの描写がいかにも小川洋子!!

  • 記憶・思い出の中にかすかに浮かぶ
    景色、あるいは原色の夢のような
    不思議な物語九編を収めた一冊。

    夢の中の、変だと思うけど
    納得してしまうような情景を
    読んでいる感じです。
    浮遊感というか…。
    でもどうしてかぐっと入り込む事が
    出来なかったので、ランクは低めです;

  • ちょっと期待してたのとちがうな・・・

  • 帯に書いてあった<もし彼が零れ落ちそうになったら、私が受け止めてあげよう>というのと、小川洋子に惹かれて購入。しかし、内容は想像したものと違い、不思議な世界を描いた短編集。僕の中で小川洋子の作品は「博士の愛した数式」以後なので、心温まるほのぼのとした世界観を想像していただけに戸惑う。

著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川洋子の作品

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